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投稿日:2025.5.30

インビザラインができない人の特徴は?適応外の場合の対処法も紹介

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。

透明なマウスピースで目立たず矯正ができる「インビザライン」は、近年非常に人気のある矯正方法です。
装着中でもほとんど気づかれず、取り外しもできることから、多くの方に人気の矯正
治療方法です。

しかし、インビザラインはすべての症例に適応するわけではありません。歯並びの状態や生活習慣、顎の骨格などによっては、マウスピース矯正が難しいケースも存在します。
本記事では、インビザラインができない人の特徴をわかりやすく解説し、適応外と判断された場合の対処法や他の矯正治療の選択肢についても紹介します。

インビザラインとは?

インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置(アライナー)を使って、歯を段階的に動かしていく治療方法です。
従来のワイヤー矯正と違って、装置がほとんど目立たず、自由に取
り外せるのが最大の特徴です。
この「目立たず、快適に矯正できる」スタイルは、仕事や学校など日常生活への影響を最小限にしたい方から特に支持されています。

インビザラインの主なメリット

・透明な装置で目立ちにくいため、人前でも安心
・食事・歯磨き時に取り外し可能で、生活がしやすい
・金属を使用しないので、口の中が痛くなりにくい
・痛みが比較的軽いため、治療中のストレスが少ない
・デジタル技術で治療の進行を事前にシミュレーションできる

このように、見た目と快適さの両方を兼ね備えた矯正法として多くの方に選ばれているインビザラインですが、注意すべき点もあります。
すべての症例に適応できるわけではなく、歯並びの状
態によっては別の矯正法が必要になる場合もあるため、事前の精密な診断が欠かせません。

インビザラインができない人の特徴

重度の歯列不正がある場合(叢生・出っ歯・受け口など)

インビザラインは、基本的に軽度から中等度の歯列不正に対応しています。
以下のような重度の
歯並びの場合は、マウスピース矯正だけではコントロールが難しいと判断されることがあります

・歯の重なりが強く、スペースが極端に不足している
・出っ歯が著しく、前歯の突出が大きい
・受け口(反対咬合)で骨格のズレが大きい

このようなケースでは、ワイヤー矯正や外科的矯正を併用する必要があることがあります。

顎の骨格に問題がある場合

インビザラインは、歯の位置や角度のコントロールには長けていますが、骨格そのものを動かすことはできません。
そのため、以下のような「骨格性の不正咬合」がある場合には適応が難しく
なります。

・上顎と下顎の前後・左右のズレが大きい
・顎の非対称性が強い
・顔面全体のバランスに影響するような骨格の問題

こうした場合、インビザライン単独では改善が難しく、外科矯正(手術を伴う矯正)が必要になることがあります。

マウスピースの装着時間を守れない人

インビザラインは、1日20時間以上の装着が基本です。食事と歯磨き以外の時間はほぼ常時装着しておく必要があります。

・忙しくてマウスピースの管理が難しい
・装着を忘れがち
・食事のたびに取り外すのが面倒と感じる方

このような方は、インビザラインの効果が十分に出ない可能性があるため、固定式のワイヤー矯正の方が確実な結果につながることがあります。

成長期の子どもや10代前半

インビザラインは、永久歯が生え揃った成人向けの治療としてスタートしました。
骨格が成長中
の子どもに対しては、ワイヤー矯正や床矯正など、骨格誘導ができる治療法が優先されることが多いです。

虫歯や歯周病など、口腔内の状態が不安定な方

歯ぐきの炎症や進行した虫歯がある場合は、まず治療を優先する必要があります。
矯正中は歯が
移動するため、歯周組織に負担がかかります。
口腔内に問題を抱えたままインビザラインを始め
ると、症状が悪化するリスクがあるため注意が必要です。

インビザラインができるかどうかは「診断」がカギ

セファロ分析 矯正治療 精密検査 

左:従来のセファロ/右:CTによる3Dのセファロ

インビザラインが自分に合うかどうかは、自己判断ではわかりません。
見た目だけで判断するのは難しく、正確な診断には矯正専門の歯科医師による詳細なチェックが必要です。

まずは、口の中を3Dスキャンしたり写真を撮影したりして、歯並びや噛み合わせの現状を正確に把握します。
加えて、レントゲンやCTで骨格や歯の根の状態を確認し、必要であれば噛み合わせ
や歯の動きをデジタルでシミュレーションします。

これらのデータを総合的に分析したうえで、インビザラインだけで治療可能なのか、それともワイヤー矯正など他の方法を組み合わせた方がよいのかが判断されます。

インビザラインができない場合の代替手段

たとえインビザラインが適応でなかったとしても、矯正治療の選択肢は幅広く存在します。
歯並
びの状態や治療の目的、ライフスタイルに応じて、他の矯正方法が適している場合も多くあります。
ここでは代表的な3つの方法を詳しく紹介します。

表側ワイヤー矯正

すきっ歯もっともオーソドックスな矯正法であり、ほぼすべての歯並び・噛み合わせの乱れに対応可能な点が最大の強みです。
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーの力で少しずつ歯を動かしてい
きます。

・ガタつきの大きい叢生(そうせい)や、上顎前突(出っ歯)、受け口、かみ合わせのズレなど、幅広い症例に対応できる
・矯正医の手で歯の動きを細かく調整できるため、仕上がりの正確性が高い
・金属製の装置が目立つ印象があるが、透明や白い目立ちにくい素材も選べる

通院ごとにワイヤーを調整するため、多少の痛みが出やすい傾向はあるものの、その分しっかり動かせる安心感があります。
とくに「確実に整えたい」「難しい症例にも対応したい」という方
に向いています。

裏側矯正(舌側矯正)

矯正 途中で辞める デメリット見た目の配慮を最優先したい方に選ばれているのが、裏側矯正(舌側矯正)です。
歯の裏側に装
置を取り付けるため、外からはほとんど見えません。

・「矯正中なのを周囲に知られたくない」「仕事柄、目立つ装置は避けたい」方に最適
・表側と同じように複雑な歯の動きにも対応可能
・舌に装置が当たることで、最初は違和感や発音のしづらさを感じる人も

高度な技術を要する治療のため、対応できる歯科医院が限られており、費用も比較的高めにはなりますが、機能性と審美性を両立したい方には非常に価値のある選択肢です。

コンビネーション矯正(ワイヤー矯正+インビザライン)

近年増えているのが「コンビネーション矯正」と呼ばれる方法です。
ワイヤー矯正とマウスピー
ス矯正のいいとこ取りができるのが特徴です。

・ワイヤー矯正で歯の大きなズレや根の角度を整えた後、仕上げ段階でインビザラインに移行する方法
・「目立つ期間をなるべく短くしたい」「治療終盤は自分のペースで管理したい」方に向いてい
・見た目と治療効率のバランスを取りたい人に適している選択肢

特にインビザライン単独では難しいと診断された方でも、ワイヤー矯正と組み合わせることで十分な結果が期待できることもあります。
短期間だけ見た目を我慢すれば、あとは快適な矯正生活
が送れるということで、働く女性や学生にも人気です。

まとめ

インビザラインは、見た目や快適さに配慮した非常に魅力的な矯正方法です。
しかし、すべての
方に適応できるわけではなく、歯並びや骨格、生活スタイルによっては向かない場合もあります。

インビザラインが難しいと診断されたとしても、他にも確かな治療効果が期待できる矯正法は複数あります。

表側ワイヤー矯正や裏側矯正、ワイヤーとマウスピースを組み合わせたコンビネーション矯正など、選択肢は決してひとつではありません。
大切なのは、「自分に合った方法を選ぶこと」。
そのためには、専門の矯正歯科での正確な診断
と丁寧なカウンセリングが欠かせません。
「インビザラインでできるのか」「もし適応外だった
らどうすればいいのか」といった疑問も、まずは専門家に相談してみることで、納得のいく選択肢が見えてくるはずです。

横浜駅前歯科・矯正歯科では、インビザラインを含めた複数の治療方法を提案し、それぞれの患者さまにとってベストな方法を一緒に考える診療を行っています。
どんな小さな不安でも、まず
はお気軽にご相談ください。

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※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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