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投稿日:2025.5.28

インビザラインとは?メリット・デメリットや他の治療法との違いを比較!

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。

歯列矯正と聞くと、金属のワイヤーを歯に装着する「表側矯正」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、近年で目立ちにくく装置も邪魔にならない「マウスピース型矯正」
が注目を集めています。

その代表例が、今回ご紹介する「インビザライン」です。
本記事では、このインビザラインの基本的な情報から、他の治療法との違い、メリット・デメリットまでを解説いたします。

 インビザラインとは?

インビザラインとは、アメリカのAlign Technology(アライン・テクノロジー)社が提供するマウスピース型矯正システムです。
1997年にアメリカで実用化されて以降、取り外しが
可能なマウスピースによる矯正治療として、世界中の歯科医師に支持を集めています。

現在ではマウスピース型矯正のブランドも増えていますが、インビザラインはこのパイオニアで、2024年時点で世界累計1,600万人以上が治療を受けており症例数も群を抜いています

インビザラインの流れ

インビザラインを用いる際は、主に以下の流れで治療を進行します。

1. カウンセリング
2. 精密検査(写真撮影や歯型取り、レントゲン撮影など)
3. 分析診断後治療方針の説明
4. マウスピース(アライナー)作成のため口腔内のスキャンデータ、口腔内の写真撮影
5. ClinCheck(クリンチェック)で治療計画を作成
6. マウスピース装置をセット
7. 治療開始、1〜2週間ごとのアライナー交換
8. 経過観察と調整(IPRやアタッチメントの追加など)
9. 治療終了後、保定装置(リテーナー)で後戻り防止

治療中は1日20時間以上のマウスピース装着が推奨されており、食事や歯磨き以外の時間は基本的に装置をつけて過ごします。
これを怠ってしまうと計画通りに歯が動かず、治療期間
が延びる可能性があるため注意が必要です。

 インビザラインに使われる「アタッチメント」とは

アタッチメントとは、歯の表面にレジン(歯科用プラスチック)で設置される小さな突起のことです。
アタッチメントはマウスピースだけでは移動が難しい歯を、より正確に動かすた
めの補助的な役割を担っています。

歯と似た色のため見た目は比較的目立ちにくく、治療終了時には除去されます。
装着中の違
和感は個人差がありますが、数日で慣れることがほとんどです。
進んでいる枚数や治療計画
にもよりますが、装置が外れた場合にはなるべく早めに再着が必要です。

 インビザラインのメリット

見た目が自然

透明なマウスピースを使用するため、矯正治療中でも目立ちにくいのが大きな特徴の一つです。
特に接客業や人前に出る機会が多い方にとっては、この点が大きなメリットになります

取り外し可能

食事や歯磨きのときに簡単に外すことができるため、口腔衛生を保ちやすいという利点があります。
また、治療中でも粘着性の高いキャラメルや硬い食べ物も、治療前と変わらず食べ
ることができる点もインビザラインのメリットです。

痛みが比較的少ない

インビザラインによる治療は、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ない傾向にあります
これは、インビザラインでは1回あたりの歯の移動量が0.25mm前後と非常に小さく、急
激な移動による刺激が少ないことや、ワイヤー矯正のように物理的な摩擦や突起がないことから口内炎や粘膜の痛みも起きにくいことが主な理由とされています。

金属不使用

通常、インビザラインの治療では金属の器具は用いることがないため、金属アレルギーのある方やアレルギーが不安な方でも安心して使用できます。

治療過程が予測しやすい

Align社が提供する3Dシミュレーション技術「ClinCheck」は20年以上にわたる症例データとAIの学習結果を基により精密で予測性の高い治療計画を可能にしています。
この
ClinCheckのシミュレーションでは何枚目のアライナーでどのような歯並びになるか、治療中に歯の移動が計画通りかを確認できるため、よりスムーズに治療を進めることが可能です

また、シミュレーションは3Dモデルで表示され、患者が視覚的に治療の進行を確認できるため、モチベーションの維持にもつながります。

 インビザラインのデメリット

装着時間の自己管理が必要

インビザラインによる治療の効果を最大限に発揮させるためには、1日20〜22時間の装着が必要不可欠です。
管理ができないと治療効果が出にくく、計画からずれて治療期間が延びる
可能性があります。

適応できないケースがある

重度の叢生や骨格に由来する不正咬合には、インビザライン単独では対応が難しい場合があります。
その場合は他の矯正法との併用、もしくは別の治療法が必要です。

紛失・破損のリスク

取り外しができる分、紛失や破損のリスクがある点にも注意が必要です。
また、食事の際に
はアライナーを外す必要があるため、外出中の食事時などに不便さを感じることもあります

 他の矯正治療との違い

比較項目

インビザライン

表側矯正

裏側矯正(舌側矯正)

見た目

目立ちにくい

目立ちやすい

表側からは見えない

取り外し

可能

不可

不可

価格

比較的安価

比較的安価

高額になる傾向

自己管理

マウスピースの交換と装着時間、ゴムかけ、歯磨き

歯磨き、ゴムかけ

歯磨き、ゴムかけ

適応範囲

軽度〜中程度(ドクターによっては重度も可)

軽度〜重度まで幅広い

軽度〜重度まで幅広い

インビザラインは誰が治療しても一緒?

インビザライン治療では、3Dシミュレーションソフト「ClinCheck」を使用して歯の移動計画を立てますが、この設計は矯正歯科医師の専門的な診断力と技術力が極めて重要です。
適切な歯の動かし方、力のかけ方、タイミングの調整、アタッチメントの配置など、細かい部分まで見極めて治療計画を作るには、矯正に関する深い知識と経験が欠かせません。

つまり、誰が治療計画を立てるかによっても、最終的な治療結果や満足度が大きく変わる可能性があるということです。
特に複雑な症例や過去に矯正歴がある場合などは、矯正治療に
特化した歯科医師の判断が不可欠と言えます。

医院を選ぶ際には、矯正歯科の専門資格や豊富な症例経験を持つ歯科医師が在籍しているかを確認することが、良好な治療成果につながるポイントです。
治療前にカウンセリングを受
け、自分に最適な方法かどうかを見極めましょう。

 インビザラインが向いている人と向いていない人

向いている人

・歯並びの乱れが軽度〜中等度の方
・見た目を気にする職業・生活環境の方
・セルフマネジメントができる方
・金属アレルギーがある方
・忙しくて頻繁な通院が難しい方

向いていない人

・重度の不正咬合や骨格的な問題を持つ方
・毎日の装着管理が難しい方
・仕事柄頻繁に飲食をする必要がある方
・小児や成長過程にある方(別の矯正法が望ましい場合がある)
・マウスピースの取り外しを忘れやすい方

まとめ

矯正治療は見た目の改善だけでなく、かみ合わせや咀嚼機能の向上、歯の寿命の延長といった医療的な価値もあります。
ただ、インビザラインは多くの利点を持つ一方で、症例や患者
様のライフスタイルによっても向き不向きがあるため、すべての方に適しているわけではありません。

矯正治療を検討される際には、正確な診断と専門的な知識をもった歯科医師のもと、ご自身に合った矯正方法を選ぶことが大切です。
クリニックのカウンセリングを活用し、気になる
点や不安なことは遠慮なく相談しましょう。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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