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ブログ

投稿日:2023.12.15

ワイヤー矯正中~私は今どの段階?~

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆

ワイヤー矯正中~私は今どの段階?~
今回はワイヤー矯正がもう始まってる方へ向けたお話です!
ですが、矯正に興味を持ってる方も読んでもらえば、矯正がどんな感じで進んでいくのかが少しは分かるかと思います!

矯正治療は、治療期間が2~3年程かかることがほとんどです。矯正歯科医院との長いお付き合いとなります。
装置を付けたての最初のうちは、矯正が始まったぞ!というワクワクする気持ちや、どんどん歯が動いて綺麗になっていく大きな動きが目に見えますが
どんどん年月が経つにつれて歯の動きが自分ではなかなか分かりにくかったりして、矯正治療を続けていくモチベーションが下がりやすい傾向にあります 。

そこで、いったい今自分が大体どの段階の治療をしているのか!
なんとなく分かってもらえた方が、治療に対するモチベーションも上がると思いますので
矯正治療の段階を4つに分けてお伝えします!

 矯正の4つの段階

     デコボコ(叢生)を取っていく段階:レベリング
     大まかなデコボコを取った後に、歯の根っこ(歯根)まで力をよりかけて歯並びを整えていく段階:トルクコントロール
     抜歯したスペースを閉じていく段階(抜歯矯正):スペースクローズ
     デコボコ(叢生)もきれいになり、スペースも閉じた後に最後の微調整の段階:ディテーリング

※矯正治療の動きには個人差があります※
同じ段階を踏んで治療していても、元々の歯並びや年齢、性別、嚙む力の強さ等によって動く速度に個人差が出てきます。
また、抜歯の有無でも変わってきます。
顎の骨の柔らかさが年齢を重ねるごとにどんどん硬くなっていきます。
ですので20、30代の方よりも10代の方のが顎の骨は柔らかく動きやすい傾向にあります。
男女でも、顎の骨の硬さにも差があります。男性のが硬い傾向にあります
だからって、女性よりも男性のが矯正期間が長くなってしまうかと言うとそうとも限らないので男性の皆様安心してくださいね!

合わせて読む:矯正中の方必見☆期間を早める方法・効果を高める方法

先程お話した、4つの段階をもう少し細かく話していきます!

①デコボコ(叢生)を取って行く段階

ワイヤー矯正中~私は今どの段階?~
矯正を始めてすぐの第1段階です!
歯に装置が付き、ワイヤーが通ると歯に矯正力がかかりデコボコ(叢生)を並べていきます
デコボコ(叢生)を改善していきながら、上下の歯が噛む面を並行にしていきます
最初はラウンドワイヤーと呼ばれる、細くて丸い形状のワイヤーからスタートしていきます
その時の歯並びによっては、ワイヤーだけでなくコイル(バネの力で歯を動かす)やパワーチェーン(ゴムで引っ張る力で歯を動かす)というゴムを使って矯正力をかけていきます。
この最初の段階でもデコボコ(叢生)が改善されてくるにつれてワイヤーのサイズを上げて太くしていきます
一番歯が大きく動いてくる段階ですので、痛みの感じやすい傾向にあります

合わせて読む:矯正中の痛みはどのくらい?いつまで続く?痛みを和らげる方法もお伝え!

②大まかなデコボコ(叢生)を取った後に、歯の根っこ(歯根)まで力をよりかけて歯並びを整えていく段階

ワイヤー矯正中~私は今どの段階?~
この段階になってくると、だいぶお口の中に装置がついてる状態に慣れてきたんじゃないでしょうか?
細く丸い形状のワイヤー(ラウンドワイヤー)である程度デコボコを取る力をかけてから、角ワイヤーと呼ばれる四角い形状のワイヤーへと変えていきます
四角い形状のワイヤーに変わることで、歯の根っこ(歯根)まで力が効きやすくなり、歯の並びだけではなく、歯の根っこの傾き(歯軸)も整えていきます
細めのワイヤーからスタートしていき、どんどんと歯が並んでいくにつれてワイヤーのサイズが太いものや硬いワイヤーが入るようになってきます
一番硬いワイヤーまでサイズをあげていきます!
デコボコ(叢生)が改善されてきて一番動きを感じれる時期だと思います!
ここまで来るとだいぶ並んできますので、ほぼ正面から見た時に前歯の並びは結構キレイになってると思いますよ!

合わせて読む:歯列矯正中デンタルフロス使っていますか?

③  抜歯したスペースを閉じていく段階(抜歯矯正)

ワイヤー矯正中~私は今どの段階?~
非抜歯矯正の方はここの段階はありません!
デコボコ(叢生)がキレイになってきて、歯の根っこ(歯根)にまで矯正力はしっかりと効いてきて1番硬いワイヤーが入るようになったら
抜歯したスペースを閉じていく大きな力をかけられるようになります。
犬歯や上下の前歯や奥歯(臼歯)が適正な咬合関係になる位置まで抜歯したスペースを閉じる力をかけていきます
口元を下げるようにスペースを閉じていく場合は、口元をどれくらい下げたら機能面、審美面の両方で良い仕上がりになるのかをしっかりと診てスペースを閉じていきます!
この段階で、ご自身でやっていただくゴムかけをしていただくことが多いです
このゴムかけはとても重要な役割を果たします!
ゴムかけに関しては、私たち術者の力ではなく、患者さんの協力が1番大事になってきます。
やるやらないではスペースを閉じる速度が全然変わってきます!
ゴムかけの指示が出ましたら、きちんとゴムの着用時間を守るよう協力お願いします!一緒に頑張っていきましょう!
合わせて読む:矯正中のゴムかけって何?ゴムかけの役割・種類・使用法など解説!
合わせて読む:歯列矯正に必須!?ゴムかけが大事な理由とは

④デコボコ(叢生)もきれいになり、スペースも閉じた後に最後の微調整の段階

大きなスペースが閉じたら、ここからは矯正治療の最終段階です!終わりは見えてきてますよ!
①、②の段階のデコボコ(叢生)を並べて歯の根っこ(歯根)段階で歯並びが整った後でも、まだ完璧な状態とは言えません。
ここの段階では主に以下の微調整をしていきます!
・歯の位置
・歯の角度
・歯の向き
・歯と歯の間のすき間
・噛み合わせ
歯並びの細かなズレや噛み合わせを調整することで、最終的な機能面(審美面)の改善をしていきます
当院では、最後の微調整をワイヤーでそのまま行う場合とマウスピース矯正に移行して行う場合と2パターンあります
ワイヤー矯正の方は基本的には、ワイヤーのまま終了までいくことがほとんどですが
マウスピースの方が動かしたい歯の動きに適してる場合は微調整だけマウスピースで行うこともあります。

ここまで終わり歯並びや噛み合わせの機能面、審美面の改善が出来たらいよいよ装置が外れます!

ですが、ここの段階でもまだ舌癖が残ってる方は装置を取る前に舌癖に対する舌のトレーニングをする必要があります
場合によっては、歯並びは整っているのに舌癖があるから装置外さずに舌のトレーニングを継続しなければならないこともあるので
舌癖を指摘された場合は早期にトレーニングして、改善しましょう!
合わせて読む:舌癖って何?矯正との関係性について

最後に

口内炎 矯正中
ここまで読んで頂いて、自分が今大体どの段階なのかわかりましたでしょうか?
この4つの段階の流れがなんとなく分かってくると、自分の治療経過も分かって矯正治療がもっと楽しいものになれば嬉しいです!
今回は既に矯正治療を開始してる方向けの内容になりましたが、これから矯正を始めようかな?矯正ってどんな感じかな?っと思ってる方も読んでいただければ
矯正にもっと興味持ってもらえるかなと思います!
当院では、治療期間や治療方法など、患者さまのご希望をお伺いし、より良い方法をご相談させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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