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ブログ

投稿日:2022.10.31

金属アレルギーあり!それでも矯正治療は受けられる?

こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊

歯列矯正というとパッと思い浮かぶのが、金属の装置をたくさん付けているイメージではないでしょうか?

そして金属の装置の方が、歯が動きやすい・治療が早いイメージの方も多いようです。

では金属アレルギーをお持ちの方が矯正治療を行うとしたら、どうすれば良いのか・・・?

その疑問に今回はお答えしていきます!

金属アレルギーとは?

実は金属自体がアレルゲン(アレルギーの原因)ということではなく、

金属から溶け出した金属イオンが唾液や汗などのタンパク質と結合することでアレルゲンとなり、

体に影響を及ぼしている状態が『金属アレルギー』です。

歯科商材でアレルギーになりやすいものとは?

基本的に、歯科で用いられる金属は比較的安全なものを使用しておりますので、

すぐに影響が出るものは少ないとされています。

とは言え、アレルギー反応が絶対に出ないというわけでもないのが事実です。

では使用している金属はどんなものがあるのかというと・・・

  銀歯

 ・金銀パラジウム合金  

 ・ニッケルクロム合金

 ・金合金  

 ・アマルガム  

 ・銀合金

 ・チタン合金     などがあります。

これらは主に一般歯科の治療で用いられることが多い金属で、銀歯や詰め物、被せ物の土台などに使われています。

矯正治療で多いものとしては・・・

  表側矯正装置

 ・ニッケル

 ・チタン

 ・ステンレス

 ・クロム       などがあります。

金属アレルギーがある、もしくは症状が途中で出てしまった場合はどうするの?

  ホワイトワイヤー マウスピース矯正

①矯正装置を金属でないものに変更して使用する

 ⇒プラスチック製の透明や白い装置を用いる。

  当院では元々、表側矯正はプラスチック製の目立たない装置を使用しています。

②ワイヤーも金属ではなくコーティングされたものを使用する

 ⇒ワイヤーそのものはニッケルなどの金属のものが治療効率が良いのですが、

  そのワイヤーにアレルギー症状の出にくい素材でコーティングしたものを用いる

③マウスピース矯正で治療する

 ⇒ワイヤー矯正よりも少し適用できる症例は限られますが、

  金属を使用しないマウスピース矯正は金属アレルギーの方にとっては安心です!

 

虫歯治療をして被せ物や詰め物をすると、ほぼ一生その金属と共存していくことになりますが

歯列矯正は2~3年ほどで装置を外すことになりますから、あまり気にしすぎる必要はありません。

当院でも金属アレルギーの方や、可能性がある方もワイヤー矯正を行っている方が多いです。

ご心配な方は、検査時に簡易的なパッチテストを行うことも可能ですので

まずはカウンセリングでご相談下さい😊