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ブログ

投稿日:2022.10.24

大人の歯列矯正、始めるなら何歳まで?

こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊

マスクが必須の世の中になってから、ある問い合わせが多くなりました。

それは「50代なんですが、矯正治療は受けられますか?」「矯正治療は何歳まで受けられますか?」

というお問い合わせです。

今まで気にならなかったけどマスクの時代になって逆に気になるようになった、

マスクをしている内にバレずに済ませたい、という理由から特にミドル世代の歯列矯正も増えています。

そこで今回は『大人の歯列矯正、始めるなら何歳まで?』という内容をお伝えしてまいります。

     大人の歯列矯正

大人の歯列矯正、始めるなら何歳までか?

結論からお伝えすると、基本的に〝 年齢制限はありません!

歯を支える骨(歯槽骨)や歯肉、歯の健康状態が悪くなければ、年齢に関わらず歯列矯正を行うことは可能です。

むしろ、歯列矯正を行うことで審美面だけでなく歯の健康寿命を延ばすという点からしても、

大人の歯列矯正は積極的に行って頂きたいと思います。

では何故、年齢的に難しい…という概念が生まれてしまったのか。

大人が歯列矯正をする場合のリスクもお伝えしていきます。

年を重ねることで伴うリスク

①骨が硬くなる

     歯槽骨

 歯を動かす時に重要となる歯槽骨(歯を支える骨)が、年を重ねることで硬くなります。

 骨が硬いと歯を動かすのに強い力を必要とするため、痛みが伴いやすい・歯の動きが遅くなることが考えられます。

②歯周病のリスクが高い

      歯周病

 歯周病は若年層でも罹患している方は多く、15歳以上で約30%(3人に1人の割合)ほど。

 これが年齢が上がるとともに割合が増えて20代後半~は約60%(3人に2人の割合)、

 40代以降になるとなんと約75~80%もの人が何かしらの歯周トラブルを抱えているとされています。

 特に女性は40代以降になると、女性ホルモンの減少に伴って唾液の分泌量が少なくなってしまうので

 歯周病や虫歯のリスクが高くなります。

 歯周病は歯槽骨を溶かしていってしまう病気ですので、歯を支えることが出来なくなり

 安定して矯正治療を受けることが難しくなります。

③かぶせ物・虫歯治療をしている歯が多い

    補綴歯

 子供のうちに奥歯全部がかぶせ物になることはかなり少ないと思いますが、

 大人になると虫歯治療をしている歯が多いのが現状です。

 詰め物だけで済んでいればまだ良いほうですが、かぶせ物やインプラントをしている歯があると

 歯の動きに制限がかかります。

 矯正治療を絶対に受けることができないということではありませんが、

 天然歯が多いほうが動かしやすく仕上がりの精度が高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

歯列矯正は歯や歯の周りの健康状態が良好であれば、年齢に関わらずどなたでも受けることが可能な治療です。

逆に言えば、若いから大丈夫!ということは無いのです。

歯列矯正を受ける受けないに関わらず、歯の健康を守ることは生きていく上で非常に重要なことです。

噛み合わせを良くすることで、歯の健康はもちろんのこと、全身の健康維持にもつながりますし

見た目の美しさ・清潔感を得ることができます!

年齢を気にして歯列矯正をためらうのではなく、健康や大人の清潔感を意識して

歯列矯正を行う選択をしていただけたら嬉しいです😊