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ブログ

投稿日:2023.12.11

歯列矯正中にMRIなどの人間ドックは問題ない?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます

MRI 人間ドック 矯正 できる できない 問題矯正の治療期間は年単位でかかりますので、その間にMRIなどの人間ドックをする方も多いと思います。
矯正装置を付けていても人間ドックはできるのでしょうか?
そんな疑問を解決するために、今回の記事では矯正治療中でもMRI撮影などの人間ドックができるのかについて、注意点も含めてご説明していこうと思います。
ぜひ参考にして下さい。

MRI撮影で矯正装置を外すように言われた

MRI 人間ドック 矯正 できる できない 問題矯正の治療期間は長くかかりますので、その期間の中で人間ドックやMRIが必要になるケースも出てきます。
そのような時に、医師や検査技師の方に矯正装置を外すよう指示があり戸惑った・・。という話を聞くこともあります。
高額な矯正装置ですから、外してしまって治療期間に支障が出ないか他に問題が起こらないか心配になりますよね。

事前にMRIの撮影が決まり、矯正装置を外すように指示が合った場合は、担当の矯正医に相談して下さい。
どのような対応ができるのか、しっかりとご説明させていただきますので安心して下さいね。
また、急にMRI撮影が必要になることもあると思います。
そのような時も、矯正装置に問題が起きてないか状態の確認も致しますので矯正医にご相談下さい。

MRI撮影で矯正装置を外す理由

MRI 人間ドック 矯正 できる できない 問題MRIは強い磁力と電磁波を使って体の内部を断面図にして撮影する検査方法です。
多くの治療に使われている撮影方法ですが、磁力が発生するために腕時計やヘアピン、ネックレスなど、検査室への金属製品の物は持ち込みは禁止されています。
そのため、頭部のMRI撮影が必要になった場合には、矯正装置が磁力に引っ張られて歯を痛めてしまったり、装置が外れてしまう可能性があります。

ケガなどのリスクも考えて、矯正装置が近い頭部の撮影をする時などには、外すように指示が出されることもあります。

矯正治療中にMRI撮影はできる?

矯正治療中でもMRI撮影はできます。
ただし、ワイヤー矯正の場合は矯正装置に使われているワイヤーの素材によってできるか、できないかが決まります。

ワイヤー矯正治療中にMRIを撮る場合

矯正 器具 MRI 人間ドックワイヤー矯正とは、歯にブラケットと呼ばれるワイヤーを留める装置を付けて、そこにワイヤーを通して矯正力を使って歯を動かしていく方法です。

この時に使うワイヤーがカギを握っているのですが、ワイヤーの素材が「チタン」や「ステンレス」であればMRIの磁力には反応しないので外す必要はありません。
しかし、「ニッケル」や「コバルトクロム」の金属では反応してしまうため、外すように指示されることがあります。
矯正治療に使っているワイヤーは、見た目が似ているものが多いですが、素材が異なります。MRI中のケガや矯正のトラブルに繋げないようにするためにも、事前に撮影が決まっている時には矯正医に相談するようにしましょう。

マウスピース矯正中にMRI撮影はできる?

矯正 器具 MRI 人間ドック マウスピース矯正に使うマウスピースは金属を含みませんので、装着したままの撮影でも問題ありません。
しかし、医師や検査技師の方に取り外すよう指示があれば外して下さい。
取り外した後の保管場所に困らないようにマウスピース用のケースを持っていくと安心かと思います
撮影中など短時間外す分には、矯正治療に問題はありません。

MRI撮影時に影響のある矯正器具の種類とは?

事前に決められたMRIの撮影と急に撮影が必要になることもあるかと思います。
そのような時のためにも、知識として持っておくと良いのが、MRIに影響のある金属と影響が出ない金属です。

銀歯に使用されている、金銀パラジウム合金や矯正用インプラントに使われるチタンやステンレス問題がないとされています。
しかし、ワイヤー矯正に使われている形状記憶ワイヤーに含まれているニッケルや、固定式矯正器具に使われるコバルトクロムなどの金属類は、MRI撮影時に影響が出るリスクになるものです。

自分の口にはどんな矯正器具が使われているのか、金属の種類や名前などは前もって知っておいた方が安心かと思います。遠慮なく矯正医に確認して下さい!

矯正用ワイヤーとメタルブラケット

矯正 器具 MRI 人間ドック矯正用のワイヤーにはMRIで影響の出る金属が使われている可能性があるので、外す必要が出てくることもあります。
見た目が白いホワイトワイヤーも、メタルワイヤーに白く塗装しているので金属に入ります。
また透明なブラケット装置ならいいのですが、メタルブラケット装置を付けている方もリスクの対象になりますので、MRI撮影に影響が出そうであれば取り外す必要があります。

固定式の矯正装置

金属製のバンドを歯の周りに覆って使っていたり、顎の拡大を目的に使う拡大装置も金属製になるので必要であれば取り外すことになります。

アンカースクリュー

矯正用インプラントと呼ばれるネジの形をした器具をアンカースクリューと言います。
このような器具を口に入れている方は、撮影前に事前に除去する必要が出てくる場合もあります。

ゴム掛け用ボタン

矯正治療中に使うゴム掛けのためのボタンが設置されていることがあります。
ゴム掛けをしている方は何の素材でできたものか確認してみましょう。

リテーナー

矯正 リテーナー 保定装置 後戻り矯正治療が終わるとリテーナーといって、歯が動かないように歯の位置を固定するためのワイヤーを歯の裏側に付けることがあります。
このワイヤーも金属製になりますので、MRIの撮影時には注意が必要になります。

MRI撮影をする時には事前にクリニックに確認する

矯正治療中のMRI撮影は、使用しているワイヤーの素材によって取り外しをした方が良いのか決まります。
ワイヤーに使用している素材や金属の名前、矯正の方法など事前にクリニックで確認しておくことで、医科とも連携をとることができ、MRI検査をスムーズに受けることが出来ます。

金属を身につけてMRI撮影をするリスク

1.アーチファクト

MRIで使われる磁石と金属の反応によって、検査画像が歪んでしまったり乱れてしまうことをアーチファクトと言います。
このような場合、検査に必要な正確な画像が撮れなくなるため診断に支障が出てきてしまう恐れがあります。
特に頭部の撮影では、口の中に矯正装置が入っているとアーチファクトの影響によって画像に歪みが出てしまい、正確な画像診断ができなくなってしまいます。
逆に矯正装置が入っていたとしても、首からの下のMRI撮影では支障きたすことはありません。

2.火傷の恐れがある

矯正 器具 MRI 人間ドックMRI撮影は強力な磁力を使うので、装着している金属との反応で熱をもってしまうことがあります。
金属が熱くなり撮影中に火傷をしてしまうリスクがあります。

3.機械の破損の恐れがある

MRIの機械の中に金属製品を持ち込んでしまうと、強力な磁場によって金属が機械に吸着して穴を空けてしまったり、破損の原因につながる恐れがあります。
撮影している自分自身にも危険が及んでしまうことも考えられます。

まとめ

いかがでしたか?
どのような金属に注意をしたら良いのか、矯正治療中でもMRIの撮影など人間ドックはできることがわかったかと思います。

自分の口の中に何が入っているのか分からない方や、人間ドックを受ける際に必要な注意事項などもっと詳しく知りたい、自分は大丈夫かな?と不安な方は担当の歯科医師や歯科衛生士に質問して下さいね。

歯並びが気になり始めた方は、まずは横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
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