投稿日:2022.3.30
ネット情報の真偽について
こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊
マスクをしていることが当たり前になった今、矯正治療を検討される方が本当に多くなりました。
一人が始めると、その方を見て始める人が出て…いつの間にか周りの友人がみんな矯正治療を始めていた、
というお話をカウンセリングの際によく伺います。
そして以前は9割以上の方が裏側矯正をご希望されていましたが、今では表側矯正をご希望される方が
本当に増えたなぁと実感しております。
こんなにも色々なところで、世の中が今までと違う世界になっているのをひしひしを肌で感じる今日この頃でございます。
さて、今はネット社会と言われており、欲しい情報はいつでもすぐに検索すれば手に入る時代ですよね。
矯正治療についてもネット上で情報が溢れておりますし、instagramやYoutubeなどでもご自身の歯科矯正体験を
投稿してくれて分かりやすい情報が多いと思います。
ただし、注意していただきたいことが一つ!
ネット上に書いてあることが全てではない・全てが正しいわけではない、ということです。
ご自身でSNSに投稿するときも、写真を加工したり、なるべく良いところを投稿しようと試みることがあると思います。
同じように、他の方が投稿されている内容も「隠されていることがあるかもしれない」ということを
念頭に置いておく必要があります。
・口腔内の健康状態 ・骨格 ・鼻の高さ
・くちびるの厚み ・凸凹の状況など
投稿している方と同じですか?全く同じということは無いはずです。
似ているところはあったとしても、全く同じということはあまり有り得ませんよね。
凸凹の具合も似たような感じではあるけれど、同じかどうかよ~く見てみたら違う所があるのが分かると思います。
似たような状況で同じような治療方法を用いることもありますが、少しの条件の違いで異なる治療方法になることもあり得ます。
歯科医院によって『治療方針、取り扱う器具や装置、治療方法』も異なりますので、ここでも投稿者との違いになります。
このようにネットの情報はあくまでも参考程度に留めておいて、ご自身の歯並びについて解説をしてくれる
目の前の医師やカウンセラーのお話をきちんと聞いて判断することをお勧めいたします。
ここからはカウンセリング時によくご質問いただくネット情報の真偽について、簡単に解説してみたいと思います!
目次
①矯正治療をすると骨格が変わる?・・・答えは『NO』です。
→一般的な歯科矯正で動かすのはあくまでも「歯」ですので、骨格がかわることはほとんどありません。
抜歯治療をしたことで口元の位置が下がると、お顔の見え方が変わることもあるため
それにより骨格が変わったと錯覚することはあるかもしれません。
※骨格性要因が強い場合は骨切りなどの外科矯正を行ない、顎の位置を適正位置に動かすことはあります。
②ほうれい線が目立ちやすくなるのは本当?・・・答えは『YES』です。
→凸凹の程度や、もともとの骨格によりほうれい線が目立ちやすくなることはあります。
口元の位置が必要以上に下がりすぎた場合や、
出っ歯さんの口元が下がることで今までピンっと張っていた皮膚に余裕ができて
たるんだ状態・頬との境目がくっきりした状態になると目立ちやすくなることがあります。
※ただし、必ず誰しもがそうなるわけではありません。
③矯正前よりも顔が長くなったように見える?・・・答えは『△』です。
→これは鼻の下のくぼみ【人中】が伸びることでお顔が長くなったように見えることがあります。
1.抜歯が必要なケースなのに無理やり非抜歯で治療を行った場合 2.口元を下げすぎた場合に起こりやすいです。
1.のようなケースでは、歯列を少し外側に広げるように歯を並べていくことになりますので、
口元がやや前方に突出することがあります。そして口を閉じようとする時に唇も引っ張られて人中が伸びてしまいます。
2.のようなケースでは、もともと少し人中が長い方が抜歯をして口元が下がるとより口元が引っ張られて人中が伸びます。
※ただし、必ず誰しもがそうなるわけではありません。
(※上記3点に関しましては、口腔内の状況・様々な条件により見解が異なる場合もございます。)
いかがでしたでしょうか?
ネット情報は正しいこともたくさんある反面、切り取られていたり編集されている可能性も念頭に置いておく必要があります。
また、医院ごとの治療方針や口腔内の状況・様々な条件により見解が異なる場合もありますため、
直接お話を聞くことに重きを置いていただくと、ご自身にとってより良い情報を得られると思います!
自分にあったクリニックを見つけ、沢山の方がより良い治療が受けられることを願っております😊