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投稿日:2025.5.19

大人の矯正で注意必須!歯周病ってどんな病気?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。

昔は、矯正治療はお子様がするイメージがあったかもしれませんが、近年は大人の方も矯正治療をする方が増えています。
審美的な目的だけでなく、機能面でも多くのメリットのある矯正治療は、大切な歯を維持するために始める方も多く、矯正は年齢に関係なく身近な治療です。

しかし、大人の矯正治療を行う場合には、歯周病に注意が必要です。
そこで今回は、大人の矯正で注意が必要な歯周病について詳しくご紹介します。

歯周病はどんな病気?

歯周病は、汚れの中の細菌が歯ぐきや歯周組織に炎症を引き起こす疾患です。
初期の段階では、歯ぐきが腫れる、歯磨きの時に出血する程度の症状ですが、進行すると顎の骨を溶かして歯がグラグラになる場合もあります。

しかし、自覚症状が少ないため、いつの間にか進行している特徴があります。
気づかないうちに歯ぐきが腫れて、出血している場合がありますが、多くは痛みを伴いません。
そのため、歯がグラグラして痛みが出る頃にはかなり進行していることも少なくありません。

ただし、歯周病は歯を失う原因第1位の疾患で、30代でも2人に1人は歯周病といわれている身近な病気です。

歯周病だと矯正治療にどんな影響があるの?

矯正治療は矯正装置を使用して少しずつ歯を動かしますが、その時に重要なのが、歯を支えている健康な骨や歯ぐきの存在です。
歯周病が進行していると、歯を支えている骨が吸収してしまっているため、歯を動かすことでさらに歯根吸収を起こすリスクがあります。
そのほかに起こる可能性のあるリスクについてご紹介します。

歯肉退縮を起こしてしまう可能性がある

骨の吸収が進むと、歯ぐきも退縮して「ブラックトライアングル」というすき間ができる場合があります。
歯と歯の間のすき間ができると、審美的な問題や汚れが入りやすくなるなど機能面でも問題があります。

歯が抜けてしまうリスクがある

矯正治療の種類にもよりますが、矯正装置がついていることで汚れが落としにくく、歯周病に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
そのため、治療計画通りに歯が動きにくい、治療後の後戻り、最悪の場合には、歯が抜け落ちてしまうリスクもあります。

矯正治療は歯周病を悪化させる可能性があるの?

プラークコントロールが不十分だと歯周病のリスクが高くなる

歯周病の大きな原因は、汚れの中にひそんでいる「細菌」です。
矯正装置が付くことで、矯正前より清掃がしにくい状態になるため、歯周病のリスクが高くなる場合があります。
正しいセルフケアを行い、プラークコントロールをする必要があります。

歯周病が進行している状態で矯正治療を進めると負担がかかる

歯周病が進行している状態では、歯ぐきや歯を支えている周りの歯周組織に炎症が起きています。
矯正治療では、この歯周組織にアプローチをして歯を少しずつ動かします。
しかし、炎症が起きている状態で矯正力をかけると、負担がかかりすぎてしまう場合があり、歯周病が安定してから矯正治療を行う必要があります。

歯周病があっても矯正治療はできるの?

歯周病も進行度によって症状が安定している場合には、矯正治療が可能な場合があります
ただし、以下の条件を満たしている必要があります。

歯周病の治療をして歯周病が安定している必要がある

ワンタフトブラシ矯正治療をスタートする前に、歯周病の基本的な治療を行う必要があります。
歯周病は、汚れの中にひそんでいる細菌が原因で引き起こされるため、歯科医院で歯垢や歯石を除去する必要があります。
また、毎日のセルフケアも重要なため、自宅で正しい歯磨きをすることも大切です。

特に歯と歯の間など汚れの残りやすい部分は「歯間ブラシ」や「矯正用デンタルフロス」、「タフトブラシ」などを併用して細かい汚れを落としましょう。

矯正中も定期的に歯周病の検診を受ける必要がある

歯根吸収 矯正治療 リスク矯正歯科に調整で通院していると思いますが、歯周病の管理をしている歯科医院で定期的に通院する必要があります。
3ヶ月に1回程度定期検診を受診して、歯ぐきの状態や口腔内の状態を確認しながら矯正治療も並行して進めましょう。
毎日歯磨きをしていても、汚れが残りやすい部分や苦手な部分は汚れが残ってしまいがちです。

定期検診ではスケーリングで汚れを落とし、汚れが残っている部分の磨き方はデンタルグッズの使い方などを確認して、毎日のセルフケアに役立てていただけます。

部分矯正やマウスピース型矯正も検討してみる

歯並びの状態によって適用にならない場合もありますが、部分的な矯正は前歯の一部分など歯を動かす部分が限定しているため、歯に対する負荷が軽減されます。
また、マウスピース型矯正は、1日20~22時間の装着が必要ですが、取り外しができるため、ワイヤー矯正と比較すると清掃しやすい環境になります。

よくある誤解と注意点

歯科矯正は歯周病の人はできない?

歯周病の方でも症状が安定している場合には、多くの方が矯正治療を行うことができます
しかし、矯正の歯科医師と歯周病の担当歯科医師とが連携を取って治療をすることが大切です。

矯正治療をすると歯周病は治るの?

矯正治療をして歯並びが整うと、歯ブラシが当たりやすくなり、清掃性が良くなります。
しかし、きちんとセルフケアができていないと、矯正治療を行っただけでは歯周病が改善するわけではありません。
歯周病のリスクは軽減しますが、矯正そのものが歯周病を治すわけではないため、毎日のセルフケアと定期的な検診を管理していくことが大切です。

矯正前にやっておきたい歯周病チェックリスト

□ 歯磨きの時に出血する
□ 歯ぐきが腫れている
□ 口臭が気になる
□ 歯がグラグラ動いている
□ 硬い物が噛みにくい
□ 歯ぐきが下がってきたような気がする
□ 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
□ 朝起きた時に口の中がネバネバする
□ 歯ぐきがむずむずして、違和感がある

これらの症状がある場合には、歯周病の可能性があります。
一度定期検診を受けて、歯周病の有無を確認しましょう。

大人の矯正治療の種類

矯正治療にもいくつか種類があり特徴があります。
矯正治療をスタートする前に矯正治療の種類と特徴を知っておくと、矯正治療を選択しやすくなります。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを用いて歯を動かす方法です。

表側矯正

表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーの矯正装置をつける方法です。
従来の表側矯正は、金属の装置が多く、矯正中の装置の見た目が気になってしまうことがありましたが、白や透明のブラケットも選択できるようになり、矯正中の装置の見た目を分かりにくくすることも可能です。

表側矯正は歴史のある方法で、症例数も多く、大幅に歯を動かす歯並びにも対応していることが多い方法です。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正は、歯の裏側に装置をつける矯正方法です。
歯の裏側に装置をつけるため、矯正装置が見えにくい特徴があります。
矯正中の装置の見た目が気になっている方におすすめの方法です。

マウスピース型矯正

マウスピース型矯正は、お口の中をスキャンしてぴったり合ったマウスピースを作製し、段階的に形の違うマウスピースに交換して歯を動かす方法です。
透明の薄いマウスピースを使用するため、矯正中の装置が目立ちにくい特徴があります。

まとめ

歯周病は、歯ぐきや歯周組織の炎症を引き起こすため、そのままの状態では矯正治療が難しくなります。
しかし、歯周病の治療をして安定している状態の場合、多くの方が矯正治療を受けることが可能です。
矯正治療をすると歯並びが整うため、歯周病の予防やリスクも軽減することができます。

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※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

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