投稿日:2025.6.13
マウスピース型矯正と裏側矯正どっちがオススメ?値段・期間・費用について徹底比較
こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
目立たずに歯並びを整えたい方に人気の「マウスピース型矯正」と「裏側矯正(舌側矯正)」。
どちらも見た目に配慮された矯正方法ですが、実は特徴や向いている人が異なります。
今回の記事では、審美性・費用・期間・痛みなどの視点から両者を比較し、自分に合った矯正方法を見つけるヒントをわかりやすくご紹介します。
矯正治療で後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
マウスピース型矯正の特徴
マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製のマウスピース(アライナー)を使って、歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。
代表的なものに「インビザライン」があり、見た目が自然で目立ちにくいのが最大の特徴です。
装置は患者さまごとにオーダーメイドで作られ、1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換していくことで歯並びを整えていきます。
取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすく、口腔内を清潔に保ちやすい点もメリットです。
ただし、1日20時間以上の装着が必要で、装着時間が足りないと効果が得られにくい点には注意が必要です。
裏側矯正(舌側矯正)の特徴
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置やワイヤーを取り付けて歯並びを整える方法です。
正面からは装置がほとんど見えないため周囲に気づかれにくく、見た目を気にする方に適しています。
一般的な表側矯正で使われる装置を小型化し、歯の内側に配置するイメージで、月に一度のペースで調整を行いながら歯を動かしていく治療法です。
特に上の歯は笑ったときに目立ちやすいため、上だけ裏側、下は表側に装置をつける「ハーフリンガル」と呼ばれる治療法もあります。
マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)のどっちがおすすめ?
マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)は、どちらも「目立たない矯正方法」として人気を集めています。
ただし、実際には見た目やケアのしやすさ・費用・治療期間など、それぞれに異なる特徴があります。
ここからは、両者をさまざまな観点から比較し、自分に合った矯正法を見つけるヒントをご紹介します。
見た目の目立ちにくさ
見た目の目立ちにくさでは、一見すると裏側矯正(舌側矯正)が有利になるでしょう。
正面からは装置が見えないため、矯正していることに気づかれにくいのが特徴です。
ただし、大きく口を開けた際に金属が見えることもあります。
マウスピース型矯正は、薄くて透明なマウスピースを使用するため目立ちにくいものの、よく見ると何か装着していることに気づかれる場合もあります。
その点では、装置がまったく見えない舌側矯正の方が、より見た目に配慮された治療法といえるかもしれません。
ブラッシングのしやすさ
ブラッシングは、マウスピース型矯正がしやすいといえます。
マウスピースは自分で簡単に取り外すことができるため、普段通りに歯磨きやフロスを使うことができます。
全体的にくまなく清掃できるため、口腔内を清潔に保ちやすいのが大きなメリットです。
一方で舌側矯正(裏側矯正)は、歯の裏側にワイヤーやブラケットが固定されているため、直視しにくく、歯ブラシの届きにくい部分が多くなります。
こうした点をふまえると、日々の清掃のしやすさでは、取り外しが可能なマウスピース型矯正の方が清掃性に優れているといえるでしょう。
食事のしやすさ
マウスピース型矯正は取り外しが可能なため、基本的に食事制限はなく、普段通りの食生活を続けられます。
裏側矯正(舌側矯正)は装置を取り外す手間はありませんが、ガムやキャラメル、ステーキのような食べ物は、装置が外れたり壊れたりするリスクがあります。
装置に慣れていなかったり痛みがあったりする時期には、やわらかく噛まずに食べられるもの(お粥や豆腐など)を選ぶと良いでしょう。
費用
症例によって異なるものの、一般的には裏側矯正(舌側矯正)よりもマウスピース型矯正の方が費用を抑えられる傾向にあります。
裏側矯正(舌側矯正)の費用が比較的高額になる理由は以下のとおりです。
● 歯の裏側に装着するためには、歯科医師に高度な技術と専門的な知識が求められるため
● 治療には患者さま一人ひとりの歯列に合わせたオーダーメイドの装置を作成する必要があるため
● 裏側矯正(舌側矯正)は、調整にも時間がかかる傾向があり1回あたりの診療時間が長くなるため
ただし費用に関して歯並びの状態や希望する治療内容によって変動します。
目安を知りたい方は、まず歯科医師に相談してみましょう。
治療期間
裏側矯正(舌側矯正)は、複雑な症例にも対応できるため、平均的には治療期間が長くなる傾向にあります。
ただし、実際の治療期間は矯正方法よりもそれぞれの歯並びや、お口の状態に左右される部分が大きいです。
そのため、マウスピース型矯正の方が短期間で終わることもあれば、裏側矯正(舌側矯正)の方が早く進むケースもあります。
また、どちらの治療法もオーダーメイドの装置を使って進めるため、装置を紛失したり壊してしまったりすると、再作成が必要となり、その分治療全体が長くかかってしまうこともあります。
通院回数
通院頻度に関しては、一般的に裏側矯正(舌側矯正)の方が回数が多くなる傾向があります。
裏側矯正(舌側矯正)では、通常1〜2ヶ月ごとに装置の調整が必要となり、そのたびに歯科医院へ足を運ぶことになるのです。
さらに、ワイヤーが外れたり装置が壊れたりするなどのトラブルが起こる可能性もあり、その都度追加の来院が必要になることもあります。
一方で、マウスピース型矯正の場合は比較的通院間隔が長く、2〜3ヶ月に一度のチェックで済むケースが一般的です。
トラブルも少なく、装置の交換は患者さまご自身で行えるため、全体的な通院回数は少なくて済む傾向があります。
こうした点から、通院負担を抑えたい方にはマウスピース型矯正が向いているといえるでしょう。
矯正治療中の痛み
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的にはマウスピース型矯正の方が裏側矯正(舌側矯正)よりも痛みが軽い傾向が見られます。
歯の動く量自体はどちらの方法でも大きな差はありません。
ただしマウスピース型矯正では1〜2週間ごとに新しい装置に交換しながら歯を動かしていくのに対し、裏側矯正(舌側矯正)は1ヶ月に1回の調整で一度に歯を大きく動かすことになります。
そのため、マウスピース型矯正では1回ごとの歯の移動量が少なく、歯にかかる圧力も比較的緩やかです。
また、装置の材質や構造の違いも影響します。
裏側矯正(舌側矯正)は歯の裏側に金属製のブラケットやワイヤーを装着するため、舌や口内の粘膜に当たって傷や痛みが生じやすくなります。
一方でマウスピース型矯正は滑らかなプラスチックを使用しており、凹凸が少なく口腔内のトラブルも起きにくい傾向です。
歯の動きやすさ
歯の動きやすさという観点では、現時点では裏側矯正(舌側矯正)の方がやや優位とされています。
マウスピース型矯正は、歯を後方に移動させる「遠心移動」を得意としており、この特性を活かせば、出っ歯を抜歯せずに治療できるケースもあります。
裏側矯正(舌側矯正)は、比較的さまざまな歯の動きに柔軟に対応できる点が特徴です。
現時点では、マウスピース型矯正のほうが対応が難しい症例がやや多いとされていますが、技術の進歩とともにその適応範囲は年々広がってきています。
そのため、今後さらに多様なケースに対応できるようになる可能性が高いといえます。
金属アレルギーがある場合
金属アレルギーがある方は、マウスピース型矯正がおすすめです。
金属を使わないプラスチックの装置のため、金属アレルギーを起こす可能性は少ないでしょう。
ただし、歯並びの状態によっては「歯科矯正用のアンカースクリュー」で金属を用いることはあります。
気になる方は、事前に歯科医師に確認をとっておきましょう。
一方で裏側矯正(舌側矯正)では、主に金属製のワイヤーやブラケットが使用されるため、金属に対してアレルギー反応を示す方には注意が必要です。
まとめ
マウスピース型矯正と裏側矯正(舌側矯正)は、どちらも目立ちにくく、見た目を気にせず矯正治療を進めたい方に適しています。
取り外しの可否や清掃のしやすさ、痛みの軽減、費用や通院回数など、それぞれに特徴があり、向いている人も異なります。
「矯正を始めたいけれど、どれが自分に合っているのかわからない」そんな方は、ぜひ一度矯正歯科にご相談ください。
専門的な診断を受けることで、将来の笑顔が自信に満ちたものになるでしょう。
★矯正治療は横浜駅前歯科・矯正歯科へ!
専門のカウンセラーが詳しくお話させていただきます。
≫無料矯正カウンセリングのご予約はこちら☆
★横浜駅前歯科・矯正歯科のInstagramでは、
様々な症例や歯科に関する情報を投稿しています!是非フォローお願いします★
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。