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ブログ

投稿日:2021.12.6

食いしばり(TCH)と矯正治療

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆

最近めっきり寒くなって、もうすぐそこに冬の気配が近づいていますね!

寒いときは自然と体に力が入ってしまい、肩首が凝りやすくなると思います。

それと同時に、寒いことに耐えるときには奥歯に力が入りやすく無意識で食いしばりをしてしまうことが多いです。

そこで今回は、食いしばりと矯正治療についてお話していきます。

食いしばり(TCH)と矯正治療

はじめに

まず、1日の中で歯と歯が接触する時間をご存知でしょうか?

実は・・・24時間のうちたったの20分だけ!

食事やおしゃべりのときに少し触れる程度で、歯と歯は通常2~3mm程度離れています。

それが常に接触している状態=TCH(歯列接触癖)と呼ばれ、さらに力がかかると食いしばりの状態になります。

TCHについては次の回で詳しくご紹介いたしますが、その食いしばりの状態が矯正治療に及ぼす悪影響についてをご説明します。

矯正治療中の食いしばりによる悪影響

①装置が外れやすくなる

歯と歯が常に接触した状態になると、歯ぎしりも起こりやすく装置同士が擦れ合ってしまい、外れやすくなります。

外れる回数が多いと歯を動かせる時間も少なくなったり、治療がスムースに進められなくなるため治療期間が大幅に延びることが考えられます。

 

②歯や顎が痛くなる

矯正中は歯を動かすために歯の根っこがグラグラしているので、食いしばりをすることで神経を刺激し痛みを感じやすくなります。

さらに食いしばりをすることで、顎に過度な負担がかかり続けると顎関節症の症状が出やすくなります。

顎関節症の症状が悪化し、顎に痛みを感じる・口が開けられなくなることがあると、矯正治療を一時中断し、

顎の状態を改善させてからのリスタートをせざるを得ません。

これもまた治療期間が延びる要因となります。

③歯が動きづらい

矯正治療では歯を前後左右に動かしていきますが、食いしばりをすると歯に対して垂直に力がかかるため、

歯が押さえつけられているような状態になり、歯をうまく動かすことが出来なくなります。

歯が順調に動いてくれなければ治療もスムースに進みませんので、これもまた治療の延長に繋がります。

 

もうお気づきかもしれませんが、矯正治療をスムーズに最短で終わらせていくためには

食いしばりを意識して改善する必要があるのです!

 

ただし、次のような方はもともと奥歯ばかりで噛みやすい・奥歯同士が当たりやすくなります。

症例1. 上下前歯の差(jet)が大きい

    出っ歯の写真

 

症例2. 開咬

    開咬

 

 

上記のような場合は前歯で噛めない分、奥歯同士が当たりやすいため歯と歯を離しておくのが難しいこともありますが、

グッと噛み込みすぎないように注意していただければ食いしばりは予防できます。

まずは、「自分が食いしばりをしているのかどうか」「歯と歯をくっつける癖があるかどうか」に気づくことが

改善の第一歩となりますので、意識してみてください!

食いしばり(TCH)と矯正治療

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