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ブログ

投稿日:2023.9.22

矯正期間中は着色しやすい食べ物・飲み物は避けるべき?

こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

横浜駅前歯科・矯正歯科のロゴマーク

矯正中のお悩みとしてよく聞かれるのが、お食事に関してです。
特に着色について質問されることがあります。今回は矯正期間中の食べ物・飲み物からの着色についてお話していきます!

着色しやすい飲食物とは?

歯や矯正装置に着色しやすい食べ物と言えば、カレー・デミグラスソース・ミートソース・キムチ・チョコレートなどです。
飲み物はコーヒー・紅茶・コーラ・トマトジュース・赤ワインなどがあります。
衣類にうっかりつけてしまうとなかなか汚れが落ちず、シミとなって残ってしまう食品がありますが、それらが歯や矯正装置に着色しやすいものとなります。
飲食物とは別になりますが、タバコも着色の原因となります。

歯 矯正 着色

特にカレーやコーヒーなど身近でお好きな方が多いかと思いますが、矯正装置への着色が気になる方は、矯正期間中はできれば避けたほうがいい飲食物かもしれません。
しかし矯正治療の進みには全く問題はないので、着色が気にならない方は召し上がっていただいて構いません!

矯正装置のどの部分が着色しやすい?

表側矯正(ラビアル矯正)

ワイヤー矯正 ブラケット リンガル ラビアル

当院では表側矯正の場合、セラミックブラケット(矯正装置)を多く使用しているため、装置にはほどんど着色することはありません。(状況に応じて違うブラケットを使用する場合もございます。)
治療が進んでいくにつれて必要となってくる+
αな部分で着色しやすいものがあります。
主にプラスチック(樹脂製)やゴムになります。プラスチックやゴムは食品の色素を吸収しやすい性質があります。
例えば、プラスチックのタッパーにカレーを保存していたら色移りしてしまったことはありませんか?これと似たようなことがお口の中でも起こります。

パワーチェーン

歯列矯正 パワーチェーン

抜歯をしてそのスペースを使って矯正治療を行う場合や、歯並びを揃えいく段階で隙間ができた場合などに使用し、歯を引き寄せ隙間を閉じるために使用する装置です。
鎖状につながったゴムを全体的にかけたり、部分的にかけたりなど用途に合わせて様々な使い方ができます。

パワーチェーンはゴム製のものを使用するケースが多いので、着色を完全に避けることは難しいです。食後すぐに歯磨きをしても少なからずゴムの部分は染まってしまいます。着色しやすいとは言っても白色のゴムにうっすらと黄色っぽくなるだけなので、ものすごく目立つようなことはあまりないかと思います。

Oリング

矯正 矯正器具 Oリング

ブラケットの種類によってOリングを使用します。ワイヤーと矯正装置を固定するものです。治療状況に応じて細い金属製のもの(結紮線)を使うこともあります。Oリングもゴム製のため着色しやすいです。

これはスタッフの実際の写真です!上顎はOリングをつけています。下顎はパワーチェーンをつけています。

矯正器具 Oリング パワーチェーン

3週間後の写真です!うっすら黄色く染まっているのがわかるかと思います。カレー大好きスタッフのリアルです(笑)

表側矯正 Oリング パワーチェーン

マウスピース矯正

矯正 マウスピース矯正

マウスピース矯正の場合、着用時のご飲食はお水以外だけとご案内をしています。マウスピースを外した時の制限はございません。
ご飲食時はマウスピースを外すため、通常マウスピースが着色することはありません。
ただお茶やコーヒーをよく飲まれる方の中には、マウスピースを毎回外して飲むことが面倒になってしまいそのまま飲んでしまう方もいらっしゃいます。
マウスピースを装着したまま飲んでしまうと、マウスピースだけではなく、ご自身の歯やアタッチメント(歯を動かすための白い突起物)も着色してしまいます。
アタッチメントの材料はレジンと言われるプラスチックの一種を使用しているため、着色しやすいと言われています。
マウスピース装着時は、歯はマウスピースにぴったりと覆われている状態になります。その状態だと歯は唾液に触れないようになります。唾液は汚れや細菌を洗い流す働きがあるので、その働きが得られなくなってしまいます。
使用方法をきちんと守っていただければ、マウスピース矯正での着色は防げることができます。

矯正とホワイトニング

着色が気にならないのなら、マウスピースを装着したままお茶やコーヒーを飲んでもいいのでは?と思った方はいませんか。マウスピースを外さないといけない理由は着色以外にもあります!
マウスピース矯正のメリットとして、マウスピースは透明度が高く薄いプラスチックでできているので目立ちにくいというポイントがあります。素材の特徴から食事の際の咀嚼や熱いもので割れてしまったり、高温で変形してしまうことがあるので、必ず外して召し上がっていただくことをお願いしています。

裏側矯正(リンガル矯正)

裏側矯正の場合、装置は歯の裏側につけるため着色しても見えることがありません!矯正治療期間中に着色汚れを気にせずにお食事を楽しむことができるのは嬉しいですね♪

着色したらどうしたらいいの?

矯正装置が着色した場合、歯磨きでは着色を落とすことができません。矯正のゴムは毎月の調整時に新しいものに交換します。そのため、「カレーが食べたいけど装置への着色が気になる…」という方は予約日(調整日)の前日に食べることをオススメしています!実際に患者さんから「調整前だったので昨日カレー食べました♬」とおっしゃる方もいらっしゃいます。ちなみにわたしは気にせず交換直後にカレーを食べていました(笑)
またどうしても歯磨きでは取り切れない矯正装置周りの着色や汚れが気になる方は、エアフロ―という歯科医院で行っているクリーニング方法もございます。気になった方は是非一度ご相談してみてください☆
(合わせて読む:矯正中のエアフロ―っていいの?

歯列矯正は長い時間がかかるため、治療のために好きな食べ物を我慢することは避けたいですよね。工夫して矯正装置とうまく付き合っていただけたらと思います!
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