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ブログ

投稿日:2024.3.29

矯正後の保定はどうして大事なの?理由を解説していきます!

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます☆

やっと矯正が終わる!保定
矯正装置が外れたら、おしまい?もう何もしなくていい?
絶対にダメです!!!!
保定装置をしっかりと使用して後戻りをしないようにしなければなりません!
今回は矯正後の保定期間についてのお話をしていきます!

保定期間って何?

矯正治療で動かした歯をもとの位置に戻らないようにする(後戻り)ための期間です。
リテーナー(マウスピースやプレート)と呼ばれる装置を装着することで、歯並びを安定、維持させる目的です

保定装置の種類について

保定装置はおおまかに分けて2種類あります。
自分で着脱できるタイプの可撤式保定装置と自分では着脱が出来ずつけっぱなしの固定式保定装置です

可撤式保定装置

・クリアマウスピース

矯正後の保定
1番主流な可撤式保定装置になります!
歯に透明なフィットする形のマウスピースをはめて保定していきます

★メリット★

・透明なので審美性が高い、目立ちにくい
・自身で取り外しが可能なので食事や歯磨きがしやすい
・マウスピース自体も洗浄しやすい(こすり洗いや洗浄剤へでも消毒が可能)
▽デメリット▽
・取り外しが可能な分、保定が自己管理になるため着用時間が短いと後戻りの原因となる
・奥歯(臼歯)の噛む面(咬合面)のマウスピースで覆われているため、噛みしめがある方などは
奥歯の噛み合わせが不安定になりやすい
・マウスピース付けたまま着色する飲食、喫煙をすると歯同様にマウスピースも着色する

・ベック、ホーレーなどのプレートタイプのリテーナー

矯正後の保定
歯の表側(唇側面)はワイヤーにて固定し、歯の裏側とそこから延長線上にある歯茎までをプラスチックのプレートで覆い固定するタイプのリテーナーです

★メリット★
・プレートタイプも自身で着脱が可能なので、飲食や歯ブラシがしやすい
・噛む面は覆っていないので噛み合わせの安定性がいい
・ワイヤーとプラスチックで出来ているので、壊れにくい
▽デメリット▽
・歯の表側にワイヤーがくるので、少し目立ちやすい
・歯の裏側とその延長線上にある歯茎をプラスチックのプレートで覆うので、慣れるまで滑舌が悪くなることがある(でも皆さんすぐ慣れてます!)
・自身で着脱できるので、プレートタイプも着用時間が自己管理になり、時間が短いと後戻りの原因となる

固定式保定装置

・FIX(フィックス)

歯の裏側に細いワイヤーを接着して、保定する装置になります
基本的には、前歯(6本)か抜歯矯正をされた方は前歯+小臼歯(8本)に接着していきます
奥歯には基本時には接着しないため、FIXはFIX+マウスピースやリテーナーという形で可撤式保定装置と併用することもあります

★メリット★
・歯の裏側に接着するので目立ちにくい
・取り外せないので紛失のリスクがない
・長期的な保定に適している
▽デメリット▽
・歯の裏側に接着しているので舌が当たると違和感を感じる場合がある
・接着されていて取り外しができないので、磨きにくい
・虫歯のリスクが高くなる(磨きにくくなることによるリスク)
・マウスピースやプレートタイプと併用することが多い

保定はどうして大事なの?

矯正治療は歯に矯正力をかけることで歯を支えてる骨が柔らかくなり動かしたい方向へと動かすことで歯が並んでいきます
ですので、矯正終了したての骨の状態はまだ歯を動かすことができる状態と同じなのです
歯が動くのに時間がかかるのと同じで、柔らかくなった骨が時間をかけてどんどん硬くなり歯並びが安定、維持されます
矯正治療で動かした歯は、元の歯の位置に少し戻ろうとする動きが働きます
その後戻りを防ぐために保定装置でしっかりと保定していきます!

保定装置は1日どれくらい装着するの?

矯正後の保定
1日20時間以上装着します!

食事と歯ブラシの時以外は、常に保定装置を装着していることが大事です!
保定装置の雄着時間が少なくなってしまうと、後戻りのリスクが上がってしまいます
また矯正終了がら半年間は骨もまだ柔らかく、歯が動きやすい時期なので後戻りしやすいです

保定の期間はどのくらい?

今、当院では、2年半~とお伝えしています!
2年間は保定期間で終日使用していただき、残りの半年は着用時間、間隔を少しずつ空けていくようにします
また、保定期間が終了した後もすぐに保定装置をつけるのを完全に辞めてしまうのではなく、夜間だけ着ける、2~3日に1回は着けるなどしていただく
永久保定をすることで、経年的な歯の動きに対する後戻りに気が付くことが出来ます。

後戻りの原因って一体何がある?

・保定装置を使わない、着用時間を守らない

まずはこれです!
保定装置をしっかりと着用出来ていない方は100パーセント後戻りします!
矯正治療は、動かすだけでは終わらない!保定期間も大事な矯正治療と思っていて下さい!

・舌癖(ぜつへき)がある

矯正後の保定
舌で歯を押してしまう癖のある人は、保定装置を使用していても後戻りしてします確率が上がります
舌で歯を触ってしまっている方!要注意です!
舌は筋肉で歯に触れていると、前に押す力になってしまいます
歯と歯のあいだに隙間が空いてきたり、前歯の噛み合わせが開いて来たりする後戻りが起きやすいです
※合わせて読む:舌癖って何?矯正との関係性について

・噛みしめ(くいしばり)がある

矯正後の保定
クリアマウスピース着けてる方は要注意です!
マウスピースを着けた状態で噛みしめ(くいしばり)してしまうとマウスピースの厚さ分だけ歯がぐっと入り込んでしまい、噛み合わせが不安定になる可能性があります
日中や夜間寝ている時に噛みしめをしてしまう方は、意識的に歯を噛み合わせない意識が大切になります
また、噛みしめがある方は噛む面が覆われていないプレートタイプ(ベックやホーレー)の保定装置がおすすめです☆
※合わせて読む:歯の噛みしめ 原因と治す方法をお伝えします!

・口呼吸

矯正後の保定
口呼吸している方は、舌が下にさがりやすくなります
舌を適正な位置(スポット)におけないと舌癖が起こってしまい、後戻りの原因となります
※合わせて読む:“口呼吸”してはいけないってホント?

保定装置のケアってどうしたらいいの?

保定装置も毎日お口の中に入れるものになるので、歯同様にしっかりと毎日のケアが大切になります!
装置着けたまま、食事はしないにしても汚れや着色は付いてきます
経年的なものは仕方ないですが、毎日しっかりとケアしてあげることで汚れる速度を緩やかに出来ます!
生活スタイルによって、ケア商品は使い分けて下さいね!自分の生活スタイルに合ったケア商品を使うことで毎日の洗浄がルーティン化しやすいです☆
当院にあるリテーナー(マウスピース)ケア商品を紹介します!

・デンタルラボ泡ウォッシュ/泡フレッシュナー

矯正後の保定
こちらは泡タイプの洗浄剤になります。
漬け置きとかせずに、洗浄剤の泡でそのままこすり洗いをするタイプになります。
洗浄剤での漬け置き時間をとることが難しい方はこちらのタイプがオススメになります!

デンタルラボ泡ウォッシュ
約104プッシュ分(125ml)でリテーナーにのせて90秒ブラッシング後すすぐ
研磨成分ゼロで匂いの原因菌を99.9パーセント除菌

泡フレッシュナー
約80プッシュ分(200ml)でリテーナーにのせ60秒ブラッシング後すすぐ
研磨成分ゼロでミントの香り

・マウスピース洗浄剤
矯正後の保定
こちらは漬け置きタイプの洗浄剤です。
流水下でこすり洗いをしっかりとして保定装置についた汚れを落としてから洗浄剤に漬けてください!
漬け置きタイプは、消毒効果はありますがしっかりとこすり洗いをしないと、保定装置についた汚れが完全に落ちないことがあり
歯石がついたり着色する原因となりますので注意してください!

デンタルラボ洗浄剤
48錠タイプと72錠タイプがあります
150mlのぬるま湯に錠剤とリテーナーを入れ、5分以上漬け置きする
その後、洗浄液を柔らかめのブラシに付けて再度こすり洗いをししっかりと水ですすぐ

このように大まかに分けて2種類の洗浄剤があります!生活スタイルに合わせて自分に合うものを選んでくださいね!
ドラックストア等で置いてあるものを、使う際には漬け置きタイプの洗浄剤は必ず「マウスピース(矯正用リテーナー・マウスガード)専用」のものを選ぶようにしてください!
泡タイプのものは、義歯用と書いてるものでも使えます!

最後に

矯正治療、動かしている期間も時間がかかり大変だったと思います
頑張って綺麗な歯並びになったので、その歯並びを後戻りで崩してしまうのはもったいないですよね
2~3年かけて出来た綺麗な歯並びは、リテーナー付けれていなかったり、舌癖があると早くて数か月で
保定期間もリテーナーを着用しなければならないので大変かとは思いますが、もうひと頑張りしてもらい
綺麗な歯並びを安定、維持できるように頑張っていきましょう
非抜歯治療のメリット・デメリット 矯正後の保定
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