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ブログ

投稿日:2024.4.12

矯正中の方必見!知っていればよかった!矯正中の飲み物とお砂糖の関係とは?

こんにちは!
横浜駅西口から徒歩3分、矯正専門歯科の横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます☆

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わたしたちは毎日何気なく様々な飲み物を口にしていますよね。しかしその飲み物に含まれるお砂糖は、わたしたちの健康状態に様々な影響を及ぼす可能性があります。
歯列矯正中のみなさんは甘い飲み物はどうされていますか?歯列矯正中は、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、飲み物選びにも注意が必要です。
特にお砂糖を含む飲み物は虫歯菌のエサとなり、矯正装置に付着しやすくなります。そこで今回は歯列矯正中の飲み物とお砂糖の関係について解説していきます!

お砂糖が与えるからだへの影響とは?

1.虫歯

虫歯は様々な要因が重なったことによって起こります。その要因に大きく関わっているのがお砂糖です。お砂糖は虫歯菌のエサとなり、歯の表面に酸を作りだす原因となります。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯へと進行していきます。
矯正装置は歯に装着するため、歯磨きが難しく、磨き残しが多くなります。そこにお砂糖を含む飲み物が加わると、虫歯菌のエサとなり虫歯リスクが大幅に上昇します。

2.肥満

お砂糖はエネルギー源として重要な役割を担っています。カロリーが高いため過剰摂取すると体脂肪として体内に蓄積され、肥満の原因になります。さらに肥満は糖尿病や高血圧などの生活習慣病の発症リスクを高めるため、過度な摂りすぎには注意が必要です。

3.集中力の低下

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お砂糖の消化に必要なビタミンB群やカルシウムなどの栄養素が不足すると、イラついてしまったり気持ちが落ち込みやすくなります。そのため集中力低下にも影響を与えてしまい、仕事や勉強の効率が下がり、ミスを招いてしまう可能性があります。
また血糖値が急激に上昇してしまうと血管を傷つけてしまい、その傷が原因となって血管の壁が厚くなっていきます。この状態が動脈硬化といいます。動脈硬化は脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や認知症のリスクを高めます。

そもそも1日のお砂糖摂取量は?

世界保健機構(WHO)のガイドラインによると、成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めています。また、5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、さらに健康効果は増大すると言われています。
遊離糖類とは?・・・単糖類(ブドウ糖や果糖など)および二糖類(ショ糖や食卓砂糖など)のことで人が食品や飲料に添加する糖類のほか、はちみつ・シロップ・果汁・濃縮果汁中に天然に存在しているものを言います。
参照HP:食品安全委員会 世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」

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普段から馴染みのあるスティックシュガーは1本3gです。単純計算すると、スティックシュガー8本分が1日のお砂糖の量なのです。
8本と聞くと多い気もしますが、身の回りに潜んでいるお砂糖の量を一緒に確認していきましょう!

実際に飲み物に含まれるお砂糖の量は?

  • 缶コーヒー(190ml/本)・・・2~13.5g スティックシュガー1~4本分相当
  • 炭酸飲料(500ml/本)・・・40~65g スティックシュガー13~22本分相当
  • スポーツドリンク(500ml/本)・・・20~34g スティックシュガー7~12本分相当
  • 果汁100%ジュース(500ml/本)・・・50~60g スティックシュガー17~20本相当
  • エナジードリンク(470ml/本)・・・50~54g スティックシュガー17~18本相当

 

普段よく見かける飲み物にこれだけのお砂糖が含まれているなんて驚いた方も多いかと思います。缶コーヒーにも意外と多くのお砂糖が含まれていましたね!一般的な甘めの缶コーヒーでもスティックシュガー約4本分に相当するお砂糖が含まれています。缶コーヒー1本あたりのお砂糖の量が少なくとも、1日に何本も缶コーヒーを飲まれる方は、注意が必要です。
コーラやサイダー、フルーツテイストの炭酸飲料はお砂糖の量がかなり多く、500mlのペットボトルの量でスティックシュガー7本分以上のお砂糖が含まれています。1本のコーラを飲み切っただけで1日の摂取量を超えることになります。炭酸のみだと苦味を感じやすいため、その分多くのお砂糖を使用しているのも理由の1つになります。
一見体に良さそうなスポーツドリンクですが、多くのお砂糖が含まれています。運動中やたくさん汗をかいた後の水分補給としては効率のよいものですが、その分多くのお砂糖を摂取していることにも注意が必要です。

矯正治療中に起こりうる影響とは?

虫歯菌の増殖

上記でもお伝えしましたが、お砂糖は虫歯菌のエサとなり、歯の表面に酸を作りだす原因となります。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯へと進行していきます。

歯の脱灰

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脱灰とは、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリン酸などのミネラル分が溶けだしてしまう状態を指します。この脱灰は虫歯の初期段階であり、まだ歯に穴が開いていない段階です。炭酸飲料は二酸化炭素が溶け込んだ弱酸性の飲み物です。酸性度の高い飲み物は歯のエナメル質を溶かす働きがあります。多くの炭酸飲料には多くのお砂糖が含まれています。甘い炭酸飲料は虫歯のリスクが高まるため特に注意が必要です。無糖の炭酸飲料は、お砂糖が含まれていない分、甘い炭酸飲料に比べて虫歯のリスクは下がりますが、酸性度による歯の脱灰は起こりうるので、要注意です。
脱灰は初期段階では自覚症状はありません。しかし進行していくと、歯の表面が白く濁ったり、光沢がなくなっていきます。自覚症状としては、しみるようになっていきます。

合わせてご覧ください≫≫≫ワインで歯が溶けるってホント?日本人の4人に1人がかかっている酸蝕症とは?

矯正治療中に影響のない飲み物は?

無糖の商品を選ぶ

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矯正治療中に最も影響のない飲み物は、お水やお砂糖の入っていない無糖のお茶になります。最近は無糖のフレーバー炭酸水も多くみられますが、上記でもお伝えした通り、炭酸水は酸性度の高い飲み物です。口腔内が酸性に傾いていると歯のエナメル質を溶かしてしまい、脱灰や虫歯につながります。無糖のお茶は虫歯には直接的な関係はないですが、お茶に含まれているタンニンが着色の原因となり、ステインや黄ばみにつながってしまいます。これらのことを考えるとやはりお水が1番影響がないと言えるでしょう。
マウスピースを外した状態であれば、基本的には飲み物の制限はありません!しかし、飲み物を飲む間隔が短かったりダラダラ時間をかけた飲み方は、口腔内の菌が好む環境下が続くためおすすめはできません。

甘い飲み物との付き合い方

矯正治療期間中はどうしても、今まで通りだけのセルフケアだと難しい場合が多くなっていきます。かと言って、ここまで制限のある生活はつらいですよね。表側や裏側のワイヤー矯正やマウスピース矯正それぞれの付き合い方のポイントについてお伝えしていきます。

マウスピース矯正の場合

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当院ではマウスピース着用中のご飲食は、お水以外控えていただくようお願いしています。マウスピース着用中にお砂糖の含む飲み物を飲むと、マウスピースと歯のすき間に飲料が入り込んで停滞してしまい、虫歯や歯周病の発生につながります。またマウスピース装着中は歯の表面が唾液に触れないため、唾液がもつ自浄作用や抗菌作用、再石灰化によって虫歯を防ぐ効果が得られません。お砂糖の入った飲み物を飲んだ後に、マウスピースを着けたままうがいをしても、すき間に入り込んだ飲み物をきれいに洗い流すことはできないので、一度外して口腔内とマウスピースを洗浄しなければなりません。お水以外のものを飲むときはしっかりマウスピースを外してから飲みましょう。可能であれば、歯磨きをしてからマウスピースを装着していただきたいのですが、難しい状況も多々あるかと思います。そんな時はうがいをしたり、お水を飲んでできるだけ口腔内に甘いものを残さないようにしましょう。磨けるタイミングでしっかり歯磨きしていただき、マウスピースも流水で洗い流して口腔内とマウスピースの両方の清潔を保っていきましょう。

ワイヤー矯正の場合

ワイヤー矯正の場合は、装置がついていてワイヤーが通っているため歯ブラシが届きにくい箇所が多く、虫歯になりやすい環境下となります。
お砂糖の入った飲み物を飲んだ後は、お水でお口をゆすぐだけでも虫歯になりやすい環境下の軽減ができます。矯正中はお水を持ち歩く習慣があるといざという時に役に立ちます!

いかがだったでしょうか?普段からよく見かける飲み物に含まれているお砂糖のことについて解説してきました。お砂糖自体は重要なエネルギー源であり、身体にとっては悪いものではないことや、1日の摂取量についても知っていただけたかと思います。矯正中は虫歯にならないように、お砂糖の量に気を配ることが大切です。身近な飲み物にどのくらいのお砂糖が含まれているかを意識するだけで、過剰摂取や虫歯のリスクは軽減できると思います。
また矯正期間中は、ご自身のセルフケアが重要となっていきます。鏡で口腔内を確認しながら1本1本丁寧に磨いていきましょう!どうしてもご自身のセルフケアだけでは行き届かない部分も出てくると思います。歯のクリーニングや虫歯・歯周病のチェックなど、定期的な歯科検診の受診をお願いしております。長い治療期間をかけてきれいに並んだ歯並びが虫歯や歯周病で失われないように、しっかりと歯列矯正中から歯科検診を受ける習慣、歯を健康に保つ行動を身に付けましょう♪

合わせてご覧ください≫≫≫矯正治療中のおやつの選び方・食べ方のポイントを解説します!

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