投稿日：2022.6.10

歯列矯正後のリテーナーってなに？

こんにちは！
横浜駅西口から徒歩３分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

はじめに

「歯列矯正が終わったら、やっと装置が外せる！」
そう思うと解放感に満ち溢れますよね。
しかし、歯列矯正は治療が終わっても〈リテーナー〉の時期に突入します。

「え？それって本当に必要？」
「どう使えばいいの？」
このような疑問を抱える方もきっと多いはず。
実はリテーナーは、矯正後の歯並びを維持するために欠かせない存在なんです。

そこで今回は、リテーナーの重要性から使い方まで気になるポイントをわかりやすくご紹介していきます。
まもなく矯正治療が終わる方やそもそもリテーナーの存在をご存じない方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

★矯正治療を始めたい方は、まずご相談からお越しください！≫ご予約はこちら

リテーナーの役割とは？

みなさんは、リテーナーの役割についてご存じですか？
リテーナーは矯正治療が終了したタイミングで開始する治療になりますが、なんのためにリテーナーが必要かいまいちピンとこないかもしれません。

リテーナーの大きな役割は、ズバリ「矯正治療で並んだ歯並びの後戻りを防ぐこと」にあります。
そして、リテーナーとは後戻り防止のための保定装置のこと。
矯正治療で使用した装置を外してから、保定装置であるリテーナーを使用していきます。

なぜリテーナーが必要になるのかというと、矯正治療後は骨の状態が安定しないからです。
歯を動かしてキレイに並べたから終わりというわけではなく、不安定な状態の骨を安定させるためにリテーナーを使用します。
せっかく期間もお金もかけて治療するのですから、矯正効果を持続させたいですよね。
そういう意味でもリテーナーは矯正治療の効果を最大限に発揮させる装置なのです。

リテーナーを1日サボるだけで影響が出る！？

「矯正治療後は骨が安定しないからといって、1日くらいリテーナーを装着しなくても影響がないでしょ」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、矯正治療後に1日でもサボることはあまりいいとは言えず、後戻りに拍車がかかってしまいます。

たかが1日、されど1年―。

1日サボってもリテーナーが入らなくなるというわけではありませんが、ややキツイ感覚はあるでしょう。
このキツイという感覚こそが歯が動いている証拠です。
ほんの少しの移動距離でも圧迫感が出るということは、1日以上サボってしまうとリテーナーが入らなくなる可能性があるというわけですね。
もし、リテーナーがキツく、なかなか入らない場合は無理に押し込まずに歯科医院に相談するようにしましょう。

リテーナーの適切な装着時間とは

1日サボるだけでも歯の後戻りが始まるということは、毎日欠かさずリテーナーを使用する必要があります。
では、1日何時間装着したらいいのでしょうか？

答えは、20時間以上です。
これは、食事や清掃を除いた時間が当てはまりますね。

20時間と知って長いと驚かれる方も多いでしょう。
しかし、先ほどもお伝えしたように矯正治療直後は最も歯が不安定な期間にあるため、常にリテーナーを装着する必要があります。
ただ、一生リテーナーを使用しなければならないというわけではありません。
リテーナーの使用期間は、約2年間だといわれています。
もちろん、個人によってケースは異なるため、はっきり2年とはいえませんが目安として覚えておくといいでしょう。
歯の安定とともに通院時期の間隔も少しずつ長くなります。
担当医が問題ないと判断すれば、晴れてすべての治療が終了になります。

治療を長引かせないためにもサボらずにリテーナー装着を続けていきましょう！

★矯正治療をご検討中の方≫無料相談のご予約はこちら

リテーナーの種類

では、実際にリテーナーにはどのようなタイプが存在するのでしょうか？
リテーナーは大きく分けて、取り外し可能なタイプと固定式タイプの2種類があります。
どちらもメリットとデメリットがあり、用途もさまざまです。
どの装置がいいか、歯科医師と相談のうえで選択しましょう。

①マウスピース型(着脱可能)

取り外し可能なタイプのなかでも王道で使用しやすいのが、マウスピース型のリテーナーです。
透明のマウスピースをはめながら後戻りを防ぎます。
見た目も目立たず、取り外しができるのでストレス軽減にもなりますし、発音にも支障はあまりありません。
比較的安価ですし、清掃も簡単なので非常に使い勝手に優れています。
当院では、こちらのマウスピース型のリテーナーを使用しています！
マウスピースタイプが気になる！という方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

②プレートタイプ(着脱可能)

一見、義歯のような見た目のプレートタイプも取り外しができるリテーナーです。
マウスピースタイプとは異なり、ワイヤーとプレートが合体しているのが特徴的。
取り外しはできますが、どうしても歯の表面に金属製のワイヤーがかかることから審美性はあまり良くありません。
また、慣れるまで時間がかかるので発音に支障が出ることも…。
ですが、マウスピースタイプにくらべて耐久性が強く破損しにくいというメリットがあります。

③ワイヤータイプ(着脱不能)

ワイヤータイプのリテーナーは、見た目通り歯の表面にワイヤーを固定します。
ただ、歯の表側ではなく裏側に固定することから周囲にはあまり気づかれません。
マウスピースやプレートとは異なり着脱はできませんが、装置の違和感は1番少ないといってもいいでしょう。
装着する時間を気にしなくていいことも特徴の1つです。
しかし、ワイヤー周囲に歯石が付着しやすく、定期的にクリーニングをしないと歯周疾患にかかりやすいというデメリットもあります。　
発音に関しても歯の裏側が気になることで、若干支障が出やすいといえるでしょう。

★矯正治療でお悩みの方≫無料相談のご予約はこちら

マウスピースリテーナーの注意点

当院で取り扱っているマウスピースタイプのリテーナーは、着脱可能であることから紛失しやすいともいわれています。
ここでは、マウスピースリテーナーの取り扱いや注意点について詳しく紹介していきましょう。

紛失＆破損しやすい

「マウスピースが透明なので、気づかずに割ってしまった…」「失くしてしまった…」という方は非常に多いです。
使用しない時間は、かならず専用ケースにしまうようにしましょう。
持ち運びの際にも強い力が加わると破損の原因になりかねないので、注意する必要があります。

清掃時や食事中は装着しない

まれに、歯を磨くときや食事中にもマウスピースを装着される方がいます。
リテーナーは非常にデリケートですので、このような使い方をしていると変形の恐れが高くなります。
かならずリテーナーは外して、清掃や食事をお願いします。

不潔になりやすい

長時間マウスピースを使用するため、口の中に雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、リテーナー時期も口腔内やマウスピースを清潔に保つことを忘れないでおきましょう。
マウスピースは毎日洗うことが大切です。
洗い方は簡単！流水下で洗いながら歯ブラシで汚れを丁寧に取る、または専用の洗浄剤を使用して汚れを落とします。

洗浄時に気を付けてほしいのは、主に2点です。
1つ目は熱湯を使用しないこと。
2つ目は漂白剤を使用しないことです。
いずれも使用することでマウスピースの変形を招きかねません。

リテーナーの使用法については歯科医師やスタッフからも指導があります。
もし、分からない場合は自己判断で決めずに担当医やスタッフに相談くださいね。

★矯正治療のご相談はネットからご予約いただけます！≫無料矯正相談の予約はこちら

リテーナーをしても後戻りしてしまうケースもある

「毎日欠かさずリテーナーを使用しているにもかかわらず、なぜか歯が後戻りしてしまっている気がする…」

残念ながら、こうしたケースもなかには存在します。
なぜリテーナーを使用しているのに後戻りしてしまうのか、その原因は主に3つあるといわれています。

①装着時間が足りていない

毎日リテーナーをしていても装着時間が20時間以下の場合は、後戻りしてしまう恐れが出てきます。
かならず担当医に指示された時間を守るようにしましょう。

②日常的な癖をもっている

癖というのは口周りの癖のことです。
たとえば頬杖や舌を前に出す癖、横向きで寝る癖など、口周りに圧力をかける癖があると後戻りを起こす可能性があります。
こうした癖は早めに解消しなければなりません。

③親知らずが横向きに生えてきた

装着時間も適切だし口周りの癖もない。
そんなときは親知らずが横向きに生えてきてしまい、歯を押し出している可能性があります。
歯並びに影響が出ないとしても清掃しづらいといった問題も起こり得るため、早めに担当医に相談しておくとベストです。

最後に

今回リテーナーについて解説してきましたが、実際のイメージが付きにくいこともあるかと思います。
リテーナーだけでなく、矯正治療について詳しく知りたい方は当院までご相談ください。
みなさまからのご予約をお持ちしております。

★矯正治療は横浜駅前歯科・矯正歯科へご相談ください。
≫無料矯正カウンセリングのご予約はこちら☆
★横浜駅前歯科・矯正歯科のInstagramでは、
様々な症例や歯科に関する情報を投稿しています！是非フォローお願いします★