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ブログ

投稿日:2021.12.14

TCH(歯牙接触癖)とは?

こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊

自然と肩に力が入ってしまうような寒い季節がやってまいりましたね☃❄

寒いとき、人は筋肉を収縮させて熱を発生させようとするために体をきゅっと縮こまらせます。

このとき歯も、寒さに耐えるために無意識で食いしばりをしてしまっていることが多いです。

これは日中、外にいるときだけでなく夜、寝ているときにも起きています。

ですので、寒いときは歯が痛い・冬になると顎が痛いなどの症状を感じやすくなりますから、

体を暖かくリラックスさせて眠るようにしましょう!

 

さて、今回は前回のブログで少し触れたTCH=Tooth Contacting Habit(歯牙接触癖)についてお話いたします。

TCHとは?

「上下の歯を持続的に接触させる癖」のことで、さらに力が加わった状態が「食いしばり」になります。

通常、口が閉じていても上下の歯と歯は2~3mm程度離れている状態にあります。

そして1日24時間の中で歯と歯が接触する時間はわずか約20分ほど!

会話やお食事のときに少し触れる程度で、何もしていないとき歯と歯は接触していません。

ではなぜTCHが起こるのか?

一般的には、下記のような生活習慣が原因で起こりやすいと言われています。

 ・パソコンやスマホ、テレビを見ているとき(集中しているとき)

 ・うつむいた姿勢で居ることが多い(スマホを見るときなど)

 ・頬杖をつく

 ・過度の緊張状態やストレスがある       etc…

なぜTCHは良くないのか?

歯と歯が接触した状態が続くと、歯に圧力が加わり歯を支える骨(歯槽骨)に過度な負担がかかります。

また、歯と歯が接触するとそれが脳へと伝わり、口を閉じる筋肉は電気信号を受けて常に緊張状態になります。

それにより下記のような弊害が起こり得ます。

 ・歯や顎の痛み

 ・肩こり、頭痛

 ・顎関節症

 ・知覚過敏(しみる)

 ・歯が割れる、欠ける

 ・虫歯や歯周病の悪化

改善させるには?

①接触していることに気がつけるようになる

→舌で確認が可能です!下記のように舌の周りが波々していたらTCHの可能性が高いです。

        歯痕舌

②気づいたら歯と歯を離すことを意識する

→癖はなかなか意識することが難しいため、テレビやパソコンの近くに「歯と歯を離す」「リラックス」などの

 メモを貼っておくのもお勧めです!

③舌を正しい位置(スポット)に置く

→舌が常に正しい位置にあると、歯と歯は接触しにくくなります。

       スポットポジション

④うつむく時間を意識して減らす

→下を向くと歯と歯が接触しやすくなるので、スマホを見るときも下を向きすぎないように意識するのが良いでしょう。

 

兎にも角にも、まずは「気づくこと」!そして意識すること!

特別なことを行う必要はないので、意識さえできれば自分で改善できるのがTCHですが、意外と意識するのが一番難しいと思います。

ぜひ、これを読んでいただいた今日、今からでも意識してみてください。

それが改善への第一歩となります😄