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ブログ

投稿日:2023.5.29

金属アレルギーでも歯列矯正はできる?

金属アレルギーでも歯列矯正はできる?

こんにちは。
横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
金属アレルギー 歯列矯正矯正治療を始めようと考えている方で、「金属アレルギーでも矯正器具をつけて問題ないだろうか…」と不安に感じる方も多いと思います。
カウンセリング時に聞かれることも多いですが、金属アレルギーであっても、治療法によって歯並びを整えることが可能です。
本日は金属アレルギーと矯正治療の関連性について解説いたします!

そもそも金属アレルギーとは?

「金属アレルギー」とは、金属を原因として生じるアレルギー症状全般のことを指します。
ネックレスやピアスなどに使用されている金属が汗で溶けてイオン化すると、体内のたんぱく質と結合して新たなたんぱく質に変性し、それを体内で“異物”とみなすことによりアレルギー反応が生じます。

症状はすぐには発症せず、許容範囲をこえてから発症します。
そのため、遅延型アレルギーともよばれています。

金属アレルギーは日本人の10人に1が発症しているといわれるほど一般的な皮膚疾患で、大人になってから発症する人も珍しくありません。

例えば 「ピアスをつけたら耳がかゆい」 「ネックレスが触れている部分が赤くなる」このような症状が見られる場合、金属アレルギーの可能性があります。金属アレルギー 歯列矯正

矯正治療で使用する金属は?

矯正治療では、歯に直接つける「ブラケット」と呼ばれる装置やワイヤーに、ニッケル、クロム、そしてコバルトなどの金属が使用されています。

特にニッケルに関しては金属アレルギーの患者様に反応してしまう可能性があります。

口腔内の金属でアレルギーを発症する場合の主な症状

■口内炎

金属アレルギー 歯列矯正矯正治療で発生する可能性のある金属アレルギーの症状としては、まず口内炎が挙げられます。
一般的な口内炎は、円形や楕円形の白っぽい潰瘍のアフタ性口内炎ですが、矯正装置によって発症する可能性があるのは、アレルギー性口内炎とよばれるものです。
こちらは、金属が刺激となってアレルギー反応を起こす口内炎で、口腔内の痛みだけでなく、手足が腫れたりかゆみが出ることもあります。
これまで症状がなかった方でも、矯正治療を始めてすぐに症状が出始めた方は、すぐにクリニックに相談するようにしてください。

■唇の腫れ

金属アレルギー 歯列矯正矯正装置で金属アレルギーが起こる場合、唇が腫れ上がることもあります。
矯正装置が口腔内に入ってから12日ほど経過したときに起こり、唇の違和感やヒリヒリとした痛みを伴います。

■皮膚炎

金属アレルギー 歯列矯正矯正治療に使用する装置は口腔内に装着しますが、金属アレルギーの症状は口腔内やお口周りだけで発生するとは限りません。
口内炎の項目でも少し触れていますが、金属アレルギーは全身に症状が出る可能性があり、その症状の1つに皮膚炎があります。
皮膚炎は、全身の至る所で発生する赤みやかゆみ、湿疹のような症状であり、唾液で溶け出した金属が全身に吸収されることによって起こります。

矯正したいけど金属アレルギーかも?な患者様へ

まずはチェックしてみましょう!

金属アレルギーの疑いがある方は、皮膚科を受診して金属パッチテストを受けていただき、ご自分が、どの金属元素にアレルギーを持っているのかを確認することが大切です。その結果によって、今後の矯正治療で使用できる器具・材料を検討します。
金属アレルギー 歯列矯正
金属パッチテストとは、皮膚表面(背部や上腕)に金属を含んだ試薬を貼付することにより、アレルギー反応を起こすかどうかを調べる方法です。 テストでは、歯科で使用される主な金属の(ニッケル、コバルト、クロム、パラジウム、スズ、銀、銅、亜鉛、水銀、インジウム)を検査することができます。

当院でも、金属アレルギーの不安がある方は、検査時に口腔内に装置を一部貼り付けて経過観察することが可能です。
お気軽にご相談ください!

実際に金属アレルギーと診断されている患者様への対処

金属アレルギーの診断がある方に関しては、金属を使用しないまま治療を進めることのできるマウスピース矯正が第一選択となります。
開咬ただし、凸凹の量などよってはマウスピース単独の治療が難しい場合もございます。
その場合はワイヤー矯正で進める必要がありますが、歯ににつける装置(ブラケット)に関しては、セラミック製プラスチック製が登場しました。金属アレルギー 歯列矯正
表側矯正でも目立ちにくいということで選択される方もいらっしゃいますが、セラミックブラケットは金属が使われていないため、一つの選択肢になります。
またワイヤーに関してはニッケルフリーのワイヤーがあり、ワイヤーをブラケットに固定する結紮線(けっさつせん)も基本は金属製なので、ゴム製のエラスティックモジュールにて固定します。

まとめ

金属アレルギーがあると矯正治療を始めるのが不安だと思います。
しかし、マウスピース矯正や、金属アレルギーを発症しないようにワイヤー矯正で進めることも可能です。
当院でも金属アレルギーの方がワイヤー矯正でも順調に治療を進めておりますのでご安心ください(*^^*)
まずはお気軽に無料カウンセリングへお越しください☆金属アレルギー 歯列矯正