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ブログ

投稿日:2023.9.29

Eラインが気になる!矯正治療でキレイになるの?

こんにちは。
横浜駅西口から徒歩3分の歯科矯正専門医院、横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

矯正治療とEライン

みなさんは「Eライン」という言葉を耳にしたことはありますか?Eライン(エステティックライン)とは横顔の美しさの基準のひとつとして、主に美容外科で用いられる言葉でした。近年では「口ゴボ」という言葉も生まれたように、横から見た口元を気にする方も増えており、矯正歯科分野でも患者さまから聞くことが多いワードです。
今回は、その「Eライン」について紹介させて頂きます。

Eラインとは?

Eラインとは顔を横から見た時に鼻と顎を結んでできる直線(ライン)のことで、横顔の美しさの基準として使われる場合があります。
そのEライン上か、Eラインよりも口先が少し内側に位置するような横顔が理想的だと言われています。
Eラインについては、鏡を見なくても自分の人差し指を鼻先と顎先につけて確認することができます。
人差し指に唇が当たらないか、軽く触れるくらいであると理想的なEラインと言われていますが、あくまで基準のひとつです。

矯正治療とEライン

矯正治療でEラインはきれいになる?

美容外科では鼻の高さや顎を整形することで理想のEラインを作ります。
矯正治療では「歯並びを治す」という印象が一般的に強いですが、横顔のバランスや口元の美しさは「噛み合わせ」といった機能面に影響を及ぼす場合があります。
矯正治療では、あくまで「噛み合わせ」などの機能面を重視して治療を行うことがほとんどです。

出っ歯や受け口とEライン

Eラインや横顔で悩んでいる方には、出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)の症状の方が多くいらっしゃいます。
Eラインを基準に見た時、出っ歯の場合は口元がラインの外へ出ており、受け口の場合には下顎部分がラインの外へ出てしまいます。
(合わせて読む→ブログ:出っ歯になりたくない!出っ歯を防止する方法は?

こうした出っ歯・受け口は不正咬合と呼ばれ、見た目だけでなく噛み合わせにも問題を抱えている場合がほとんどです。
矯正治療開始前には「セファロ」と呼ばれる横側からのレントゲン写真を使用し、頭部と口元のバランス評価を行います。

矯正治療とEライン

セファロの評価でバランスを確認

セファロを撮影することで「顎の大きさ・ズレ」「顎の形」「歯の傾斜角」「頭部に対する口元のバランス」が分かり、規格化されたものとの比較によってどこをどう改善するのかという方向性を探ります。
そうして作られる治療計画では正しい噛み合わせはもちろんのこと、口元のバランス改善も考慮されます。

矯正治療とEライン

Eライン改善のための矯正治療とは?

抜歯を伴う矯正治療でEラインに配慮

症状が軽微である場合には歯の傾きや並びを整えることで改善する場合もありますが、横からみた口元や口元の突出感を改善したい時には、「抜歯を伴う矯正治療」を行う必要があります。
不正咬合では顎の大きさや歯の大きさなどに何らかの問題があるため、歯がうまく並ばずに歯列が乱れてしまいます。
その場合は、抜歯を行うことで歯が整列できるスペースを作り、前に出過ぎている場合には後ろに下げることができます。

矯正治療とEライン

健康な歯を抜くことに抵抗があるという方も多いと思いますが、症例によっては抜歯を伴う矯正治療が有効なことがあります。
横浜駅前歯科・矯正歯科では患者さまのご希望を伺いつつ、治療に抜歯が必要な場合は説明を行い、患者さまの了承のもと治療を進めていきます。

骨格に問題がある場合には外科矯正の選択肢も

重度の不正咬合では、顎の骨自体に問題があることが多いです。
その場合には、顎の骨の外科的手術と矯正治療を組み合わせることで大きな改善を目指す治療方法もあります。
(合わせて読む→ブログ:重度の受け口はどうやって治す?

矯正治療とEライン

歯科矯正用アンカースクリュー

近年では「矯正用アンカースクリュー」と呼ばれる小さなチタン製のネジを使用することがあります。
このアンカースクリューは歯を支える骨の部分に設置しますが、歯を動かす際の補助として使用することで矯正治療の幅が増えます。
アンカースクリューが登場したことで、従来ではヘッドギアの装着や手術が必要だった症例でも、通常の矯正装置を用いて治療ができるようになっています。
口元の突出がある場合には歯を後ろに大きく引き込むことができるので、抜歯と組み合わせると口元の大きな改善が期待できます。

矯正治療とEライン

最後に

Eラインでお悩みの方へ

日本人(東洋人)の顔立ちは骨格の彫りが浅く、どちらかというと平坦です。
そのため、口元の突出感や顎が小さいために出っ歯で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
Eラインとはそもそもアメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツが提唱したものです。
もともと欧米人を想定にした基準であり、美しさとは人の感じ方によって左右されるものなので絶対的な基準はありません。
しかし、Eラインでお悩みの方は「噛み合わせが悪い」「口が閉じない」「滑舌に問題がある」など機能面でお悩みを抱えている場合が多くあります。

当院が行っている矯正治療では、そのような歯の機能面の改善を重視してご提案しております。お悩みの方や矯正治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。
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