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ブログ

投稿日:2022.10.10

後戻りしやすい治療方法とは?

こんにちは!横浜駅前歯科・矯正歯科です😊

矯正治療を頑張って終えても、後戻りしたら悲しいですよね。

しかしながら、歯を動かした以上は後戻りの心配がつきものです😔

できれば後戻りしにくい治療方法で行いたい、と考える方が多いと思いますので

今回は後戻りの原因や、治療方法などについてお話していきます。

    後戻り

後戻りとは?

まず、後戻りとは何なのかを簡単に説明いたしますと・・・

『元々並んでいた位置に歯が戻ろうと動いてしまう状態』のことです。

歯は歯槽骨という骨に支えられていますので、通常は何か衝撃が加わったとしても

そんなに簡単に動くことはありません。

しかしながら歯列矯正後は、新しくできた骨が歯を支えているので強度も弱く

硬いものを噛んだり、舌で歯を押したりする癖などのインパクトが加わると

通常よりも歯が動きやすい状態になっています。

そのため、歯が動かないように固定するための装置(保定装置=リテーナー)を必要とするのです。

後戻りしやすい治療方法とは?

これはカウンセリングの際にも話題に挙がります。

「抜歯治療は後戻りしやすいと聞く」「マウスピース矯正は後戻りしやすいので避けたい」など、

様々なご意見を伺います。

実のところをお話すると・・・

『後戻りしやすい治療方法というのはない』です。

どういうことかというと、この方法だから後戻りする、ということではないからです。

では後戻りの原因となるのはどんなことなのでしょうか。

後戻りの原因

よくある後戻りの原因は3つです。

1⃣保定装置(リテーナー)を正しく使用できていなかった

 後戻りする最大の原因はこれです!

 保定期間を守らずに途中で止めてしまった方、使用時間を守れていなかった方は

 ほぼ100%後戻りすると言っても過言ではありません。

 保定期間も◯年で絶対に後戻りしなくなる、というわけではなく、本来は永久保定が理想とされています。

 しかしながら永久保定はなかなか現実的でないので、当院では最低でも治療期間と同じ期間は

 リテーナーを使用することを勧めていますので、大体2~3年が目安になります。

2⃣無理な治療方法

  ・骨格的な要因が強い不正咬合に対して、無理に歯列矯正単独で治療をした

  ・本来は抜歯治療がベストであるにも関わらず非抜歯治療で行った

  ・全体矯正で行う必要がある症例に対し、部分矯正で行った

 上記3つのような、適切な治療方法を選択しなかった場合に後戻りしやすくなります。

 なので、自分の思い通りの治療方法でやってくれるクリニックで選ぶよりは、

 適切な治療方法を提案してくれるクリニックを選ぶことが後戻りしにくい選択と言えますね。

 自分の希望する方法と、提案された方法が一致したらラッキー♪くらいの気持ちでいることをおすすめします!

3⃣舌癖

 舌癖とは、舌で歯を触る癖や口腔内の正しい位置に舌が置かれていない状態のことです。

 舌は上あごのスポットに挙上した状態であるのが正しい位置で、赤ちゃんのときは全員が出来ていたことですが、

 歳を重ねるごとに姿勢や癖によって出来なくなります。

 特に、歯に舌が常に触れている状態であると、毎日弱い力が歯に加わっているので

 歯が押されて凸凹しやすくなります。

 リテーナーをきちんと使用していればある程度は防げますが、リテーナーを外しているとき

 またはリテーナーをきちんと使えていない場合は簡単に歯が動いてしまいます。

 これも後戻りする原因としては多いので、矯正治療終了までには改善しておく必要があります。

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いかがでしたでしょうか?

巷でよく「〇〇の治療方法は後戻りしやすい」など、耳にすることが多いかもしれませんが

特定の治療方法だけが原因ではない、ということをお分かりいただけましたでしょうか?

費用と時間をかけて頑張って治療をしてキレイになった歯並びを守り続けるためには、

まずはリテーナーをしっかりと使用すること!これが一番簡単で確実です!!