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ブログ

投稿日:2023.4.28

「受け口」と「しゃくれ」はどう違うの?

こんにちは。横浜駅前歯科・矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
受け口としゃくれの違い
皆さんは、受け口としゃくれの違いをご存じですか?
見た目が酷似しているため、同じと受け止められますが、実はこの2つは原因と治療方法が全く異なります。
そこで、今回は「受け口」と「しゃくれ」はどう違うの?について解説します!

「受け口」と「しゃくれ」の違い

受け口としゃくれは、下あごが前方に突出した状態のことを指します。
しかし、厳密に言うと、それぞれ生じる原因が異なります。どのように違うのか詳しく見ていきましょう。

受け口は上下の噛み合わせが反対

受け口は専門用語で「反対咬合」と呼ばれており、原因は主に歯の生え方にあります。
受け口としゃくれの違い
通常、噛み合わせは上の歯列が下の歯列よりも前に出ています。
しかし、受け口の場合は反対になっており、下の歯列が上の歯列よりも前に出た状態になります。
その結果、しゃくれているように見えてしまうのです。
そのため 受け口の場合は、歯列矯正によって改善が見込めます。

しゃくれは骨格(輪郭)が原因

しゃくれは顔の輪郭やあごの形など、“外見そのもの”を指します。
これは、歯並びではなく骨格に原因があるとされています。
受け口としゃくれの違い
そのため、両親・祖父母がしゃくれた骨格をもっていた場合は、遺伝する可能性があります。
しゃくれは歯列矯正だけでは改善されないため、外科的矯正治療と併用して歯列矯正が必要です。
受け口としゃくれは、見た目が酷似していますが、原因が違うため治療法も異なります。

「受け口」と「しゃくれ」の治療方法

受け口としゃくれの治療方法は、以下の通りです。

受け口の治療方法

受け口は歯列矯正によって改善が見込めます。
ただ、歯列矯正と一口に言ってもその方法はさまざまで、主に以下のようなものがあります。

舌側矯正

矯正治療の流れ
舌側(ぜっそく)矯正とは、歯の裏側にブラケットとワイヤーをつけて歯並びと噛み合わせを整える矯正方法です。
矯正装置が見えないので、人前に出る機会が多い方や営業職の方でも安心して治療を受けられます。

マウスピース矯正

矯正治療の流れ
マウスピース矯正とは、特殊なマウスピースを装着し、交換しながら少しずつ歯並びと噛み合わせを整える矯正方法です。
透明な矯正装置で目立ちにくいことから、近年では注目されている矯正方法の一つ。
軽度の受け口の場合、マウスピース矯正で改善が見込めます。

コンビネーション矯正

コンビネーション矯正とは、治療の前半を舌側矯正で歯並びと噛み合わせを整え、2/3程度過ぎたあたりからマウスピース矯正に切り替えて微調整を行う矯正方法です。
両者を組み合わせることでデメリットを補い、治療期間の短縮や通院頻度を減らすことが可能です。

しゃくれの治療方法

しゃくれの場合は、骨格に原因があるため、歯列矯正では歯並びが整っても外見そのものは治せません。
そのため、骨格に対してアプローチする外科矯正が必要になります。
外科矯正とは、手術によりあごの骨の位置や噛み合わせを整えて、歯列矯正により歯並びを整える治療方法です。
外科手術後は裏側矯正だけでなく、マウスピース矯正による治療も可能です。

「受け口」と「しゃくれ」でお悩みの方へ

受け口としゃくれは治療方法が全く異なることがおわかり頂けたと思います。
特にしゃくれは外科矯正が必要になり、難易度の高い治療が必要です。
当院では、外科矯正も提供しており、軽度~重度の受け口やしゃくれの治療に対応しています。
自分の歯並びは「受け口」なのか「しゃくれ」なのかは、当院の検査で詳しく調べることが可能です。
気になる方はまずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください(*^^*)
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