こんにちは。
横浜駅前歯科・矯正歯科です。
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赤ちゃんの癖のひとつである指しゃぶり。
皆さんも小さい頃は経験があるのではないでしょうか?
可愛らしい赤ちゃんの指しゃぶりですが、実は悪い影響もたくさん潜んでいます。
今回はそんな赤ちゃんの指しゃぶりと歯並びの関係について解説していきます。
そもそも指しゃぶりって?
指しゃぶりとは、指を上の歯の裏側にある「口蓋(こうがい)」という部分に押し付けるしぐさのことです。
チューチューと指を吸うことで口の中の圧力が高まるので、長時間・長期間にわたって指しゃぶりが続くと、歯並びだけでなく、顎の骨格形成、顔貌にも影響を及ぼすと言われています。
どうして赤ちゃんは指しゃぶりをするの?
赤ちゃんにとって指しゃぶりとは、自分の意志で手が動くようになってからの楽しい遊びのひとつです。
赤ちゃんの成長過程においてはとても自然な行動ですが、他にも
① 吸啜反射(唇に触れたものに吸い付く本能)
② 口に入れてしゃぶることで、形や味、感触といったモノの性質を覚える
③ 眠たい時や退屈な時に気持ちを落ち着かせる
といった理由が挙げられます。
一人で歩くようになり、自分で物を掴めるようになるなど、2~3歳を目安にいろいろな遊びを覚えていく中で、指しゃぶりは自然としなくなることが多いです。
指しゃぶりの悪影響
悪い歯並び(不正咬合)の原因の約25%は口腔習癖によるものですが、そのなかでも特に指しゃぶりによる原因が高いと言われています。
具体的には、指を吸う力によって上あごの歯列が狭くなる「歯列狭窄(しれつきょうさく)」になり、上あごと下あごのかみ合わせがずれて、上あごの前歯が前に出てくる「上顎前突(じょうがくぜんとつ)・出っ歯」や、上下の前歯がかみ合わない「開咬(かいこう)」があります。
これらの状態は不正咬合(ふせいこうごう)といって、矯正歯科での治療が必要です。
上顎前突(出っ歯)
通称出っ歯と言われている歯並びのこと。
上の前歯が強く前に傾いたり、上の歯並び全体が前に出ている状態をいいます。
開咬
奥歯をかみ合わせた時に、上下の前歯にすき間ができている状態です。
前歯でかむことができないので、奥歯の負担が大きくなり、発音もはっきりしなくなります。
指しゃぶりはすぐに辞めさせるべき?
3才児の歯は乳歯の段階で、まだ永久歯に生え替わっていません。この段階では、指しゃぶりで歯並びが悪くなることはあまりありませんし、永久歯の歯並びに影響を与えることもあまり考えられません。
一般的には子供の指しゃぶりを放置しておいても、成長するにつれて自然にしなくなるのですが、3才を過ぎても指しゃぶりが続いている子に対しては、注意が必要です。
まとめ
指しゃぶりを完全に辞めることが出来たとしても、歯並びが悪くなる悪習癖は様々なものがあります。
しっかりと噛めるように治すには矯正治療が必須となります。
横浜駅前歯科・矯正歯科では、二期矯正と言われる、永久歯が生え揃ってから治療する成人矯正を主に行っております。
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